妻中便り

Tokyo サイエンスフェア 科学の甲子園東京都大会へ今年もチャレンジ!

昨年に引き続き、「Tokyo サイエンスフェア 科学の甲子園東京都大会」に、本校の高校2年生5名のチームが代表として出場しました。科学の甲子園東京都大会は、学校ごとにチームで協力しながら、理科・数学・情報における複数分野の競技を行う取組です。

今年度は、11月12日に、都立富士高等学校で行われ、筆記競技と実技競技に、各チーム全ての選手が分担・協力し、競技に取り組みました。筆記競技は、理科、数学、情報の中から、習得した知識をもとにその活用について問う問題で競うもので、教科・科目の枠を超えた融合的な問題もあります。また、実技競技は、科学技術を総合的に活用して、ものづくりの能力、コミュニケーション能力等により課題を解決する力を競うものです。本校から参加した5名のフィードバックを紹介します。

H2 A.I.さん

大妻中野の科学の甲子園東京都大会への参加は、今年で2回目でした。去年は高校1年生4人で挑み、全く刃が立たなかった科目もありました。しかし今年は、高校2年生5人で出場し、その他に数人が、実技の事前準備を手伝ってくれました。去年よりも良い結果が残せたかと思います。私は主に、物理分野と情報分野の問題を担当しました。データの量子化、模擬言語、三進法の問題など、多岐にわたりましたが、数学の知識と高校一年生で習った情報の知識を応用して考えることで、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。試験の間、チームのみんなでわからない問題を相談しあって答えを導き出したり、科目や問ごとに分担したりと、それぞれの得意科目や分野が光っていました。

H2 K.T.さん

11月12日に、科学の甲子園・東京都都大会に参加しました。5人のチームで筆記試験と実技試験に取り組み、とても有意義な一日となりました。筆記試験は、12問から構成されており、試験時間は2時間です。数学、物理、生物、地学、情報、化学の知識を全般的に利用する問題となっていました。私は主に生物分野の問題を解きましたが、難しくて思い通りに解くことができませんでした。しかし、チーム内で相談をして、頑張って答案を作り上げることができました。

実技試験は、事前に課題が渡されて準備することができます。今回は、弾性力を使用して発射物を発射する装置を作る、というものでした。放課後にチームと一緒に残り、課題の発案に取り組みました。本番と同じような環境と材料で試作品づくりに挑みました。本番は40分の製作時間があり、思い通りの結果とはなりませんでしたが、良い経験になったと思います。他校のチームの発射装置は、どれ一つ同じものがなくて、挑戦する姿を興味深く見ていました。自分の全力を尽くせたと思います。

H2 A.T.さん

大会に挑む前、私は今回担当した化学をどれだけ理解しているのか、不安を感じていました。しかし、実技や筆記を通じて、自らの知識を整理し深めることができました。それに加え、他のチームの作品を見て、新しいアイデアに触れることができ、新たな刺激となりました。また、難解な問題をチームメンバーと考え抜いた2時間は学校の教室では味わえない刺激でした。大会に参加することで、日頃の学習が一層深化されました。科学の甲子園は、ただ競い合う場ではなく、学びと成長が交錯する場でした。自分の限界に挑戦し、その過程で得た経験は、これからの学びと人生において大いに活かせるものと感じました。これからも新しい挑戦に積極的に取り組み、成長を続けていきたいと思います。

H2 N.F.さん

科学の甲子園には1週間前に急遽参加しました。私が一番力を入れたことは担当の化学分野と実技試験です。2時間の試験では数学、化学、物理、生物、地学、情報の全ての理系科目の問題を解きます。私はこれまで化学が苦手だったのですが、この甲子園のために1週間勉強をした結果チームに貢献できるくらい化学の力が伸びたと思います。また、好きだった地学分野でもみなが解けなかった問題を解くことができました。逆に私が解けない問題を仲間が解いてくれたり、チームで相談しながら答えを導いた問題もあったりと、チーム一丸となって取り組むことができました。また、実技試験のテーマは”弾性力によってものを飛ばす”で、私たちのチームはバネの弾性力を利用した発射装置を作成しました。何度も改良を重ねて試作品を作成しましたが、本番会場で制作した発射装置は上手く飛ばすことができず、直前で別のものを作らなければならないというハプニングにも見舞われましたが、なんとか形にし、実技試験を乗り切ることができました。私は科学の甲子園を通して、科学分野にさらに興味が湧き、仲間と共に難しい問題に取り組む面白さを感じました。

H2 C.M.さん

科学の甲子園の事は友達に聞いて初めて知り、今回初めて参加しました。主に数学を担当しました。同じ計算問題を友達と一緒に解いて答え合わせをし、間違えてしまっていたケアレスミスに気づけました。自分一人で解いていたら気づけなかったミスもあったので、相談出来るシステムの面白さを実感しました。問題は難しい問題ばかりでしたがベストを尽くせたと思います。実技は事前に試したやり方がふるわず失敗してしまいましたが、咄嗟に考えた案で点数を取ることが出来てすごく楽しかったので、参加して良かったと思います。

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