妻中便り

上智大学 国際教養学部 FLA との連携_特別授業 – 難民問題を考える

6月7日、上智大学国際教養学部の先生方、学生の皆さんによる大妻中野の特別プログラム、「日本における難民問題を考える」が、上智大学四谷キャンパスで行われました。

これは、上智大学国際教養学部教授のDr. David Slater 先生の特別講義と上智大学の学びについてのレクチャーを受けるプログラムです。テーマは難民問題における日本の課題。国際教養学部の授業そのままのall English でのプログラムとなり、本校の中学2年生から高校3年生、そして、本校を卒業して、上智大学国際教養学部で学ぶ学生が一緒に学びました。

参加した生徒のリフレクションを紹介します。

高2 Y. S. さん 

私がこの特別授業に参加した理由は、実際の大学の授業を体験してみたいと思ったからです。これまであまり大学の体験授業に参加したことがなかったので、ぜひ参加してみたいと思いました。また、授業内容が難民についてであり、自分が興味を持っている分野でもあったため、参加しました。

私は、この授業を通じて、難民を助けることの難しさを再認識しました。以前から難民についての基礎知識は持っていたつもりでしたが、偽装難民の存在に驚かされました。日本の難民認定率が他の国々と比べて極めて低い理由には、日本国民の生活を維持するための配慮があることも理解できました。また、難民に対してマイナスイメージを抱く人々が多いことが難民認定の困難さにも関わっていると考えます。まずは私たち自身が難民へのマイナスイメージを払拭する必要があると強く感じました。また、この授業では体験授業の重要性を学びました。大学選びの段階で、パンフレットだけでは実際に何を学ぶことができるのかを知るのは難しいと感じていましたが、実際に体験授業を受けることで、授業中に何が行われるのかを実際に体感することができました。

この経験を生かし、これからもさらに大学の体験授業に積極的に参加していきたいと考えています。

高1 O.K. さん 

上智大学の国際教養学部ではどのようなことを学んでいるのかということを知れる貴重なチャンスだと思い、参加しました。また世界の問題に触れて、それについて考え話し合うことに興味があったので参加しました。

難民の方の受け入れが日本は極端に少ないことに問題意識を感じました。そして、先生がおっしゃっていた「insideの視点から考えること」という言葉が心に残りました。数字だけで捉えずに難民の方々の気持ちを考えることが本当の優しさであり、そう考えてみることで自分が何をするべきか見えてくると思います。これからも難民の方々の受け入れ問題などについて様々な視点から、解決策を探っていきたいと思います。

授業もとても楽しくて、大学のイメージもふくらませられた貴重な体験ができました。ありがとうございました。

高1 R.M.さん 

As for

上智大学国際教養学部はたくさんの留学生を受け入れていて、グローバルな大学であること、全て英語で講義が行われるとのことで興味をもったので今回のプログラムに参加しました。

今回の講義では、Refugees(難民)について教えて頂きました。 個人的に面白かったのは、Refugees(難民)とimmigrants(移民)の違いについてです。 Refugeesは紛争などから逃れるために、仕方なく国を逃れることになった人たちなのに対して、immigrantsは仕事を求めてなど自らの意思で住む国を移動した人のことで自分の国を離れた理由が違うとのことでした。

また、日本が移民をどれくらい受け入れているかのクイズで、私は200人ほどと予想しましたが、実際日本は移民の受け入れが20人ほどと聞いて凄く驚きました。また、日本人が移民を受け入れるのに反対の理由として、ゴミのルールなど守らないなどが大きな理由のひとつとなっていて驚きました。他にも移民の権利などについても教えていただきました。また、学生の方が実際に日本にいる難民の方にインタービューしたというお話についても知ることができ、興味深かったです。 今までrefugee(難民)についてあまり考えたことがなかったので、今回の講義を通して日本の難民問題について深く考えることができました。

上智大学国際教養学部はとても魅力的な大学で憧れました!!!

I participated in this program because I was interested in Sophia University’s College Faculty Of Liberal Arts because it is a global university that accepts many international students and all lectures are given in English.

In this lecture, we learned about refugees. What I personally found interesting was the difference between a refugee and an immigrant. A refugee is a person who has no choice but to flee his/her country to escape a conflict, while an immigrant is a person who has moved to another country of his/her own volition, for example, in search of work. So, the reasons for leaving their own country are different.

In the quiz on how many refugees Japan has accepted, I guessed about 200, but I was surprised to hear that Japan has actually accepted only about 20 refugees. I was also surprised to hear that one of the main reasons why Japanese are against accepting refugees is that they do not follow garbage rules. We also learned about the rights of refugees too. It was also interesting to learn about a story about a student who actually interviewed refugees in Japan. I had never thought much about refugees before, so this lecture made me think about the refugee problem in Japan.

Sophia International College Faculty Of Liberal Arts is a very attractive university and I adored it!

6月20日は世界難民の日。本校はユネスコスクールとして、難民問題を教育のテーマとして取り上げ、様々な機関と連携して取り組んでいきます。

 

 

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