妻中便り

大学受験で必要とされる英語力とは – 新グローバル・セミナーを開催!

新年度になりました。困難な状況の中ですが、希望は私たちの未来にあります。その未来を切り開く一歩としての大学進学へ向けての取り組み、本校の新しいグローバル・セミナーがスタートしました。

3月末に卒業したばかりの先輩方と大学生グローバルチューターと服部孝彦先生、そしてトフル・ゼミナールの伏木氏を迎え、グローバル・セミナー「最新の大学入試で求められる英語力」を3月末に開催しました。「外国語教育の大妻中野」として、複言語の視点とともにこれからの大学で求められる高い英語力とはどんな力か、どうすれば修得できるのかを、大学教授である服部先生、英語専門大学受験予備校であるトフル・ゼミナール、本校卒業生と在校生、皆で考え、ワークショップに取り組みました。

服部孝彦先生は、大妻女子大学・大学院教授、英語教育の専門家であり、長年、文部科学省のグローバル教育施策、大学入試改革などの有識者会議で活躍され、現在もWWL・SGHの評価会議委員として、日本の教育改革をリードされています。今回は、大学受験生を評価し、受け入れる側としての視点と共にこれからの時代に本当に必要な英語力、言葉の力、クリティカルシンキングスキルについて、ワークショップを通して教えてくださいました。

トフルゼミナールからは、特に最新の大学入試(高い英語力が求められる大学、学部、早稲田大・国際教養、上智大・国際教養、ICU,立教大・GLAP、法政GISなど)での推薦型、総合型入試での英語力のレベルとその対策についてお話がありました。

さらに、早稲田大・国際教養、ICU、Temple University Japanなどに進学する今年の3月の卒業生が、自身の英語勉強法と大学受験への取り組みを発表、在校生と共有しました。

話を聴くだけで終わらないのが本校の学びのスタイル。最後に服部先生のファシリティトによる参加生徒全員、そして、本校のグローバル・チューター5人(早稲田大・政経、上智大・外国語英語、東京理科大・応用工学、早稲田大・創造理工、早稲田大・文化構想の学生たち)が一緒に、英語ディスカッションに取り組みました。

そして、最後に本校グローバル・チューターを代表して、この日で本校のサポートを終える早稲田大学政治経済学部4年のE.G.さんが次のようにwrap up してくれました。

私の大学卒業式で、早稲田大学の総長である田中愛治総長が卒業生に贈ってくださった言葉を交えながら皆さんにもメッセージをお伝えしたいと思います。

現代において私達が直面している問題は、正解のない問題です。コロナ・パンデミック、地球温暖化、ロシアのウクライナ侵攻。どれも、正解と言われる解決策は存在しません。 このような世界規模の問題に限らず、私達自身もこれから様々な問題に直面していくと思います。中高生の皆さんは、進路や受験、自分で決める必要がある場面に出会う時があります。教科書や参考書に載っていることだけではなく、自分が学んだことや経験を活かして、自分の頭で考え行動することが今後必ず必要になります。大学受験はそのような時に道を見失わないための予行演習だと思ってください。

行きたい大学を決めることも、準備するためにスケジュールを立てることも、自分で考えるためのトレーニングです。大学生でも上記のことが完璧にできる人はいません。そのために、皆さんは言われるがまま物事を済ませるのではなく、「本当に自分がやりたいことなのか」ということも考えながら受験を乗り越えてほしいです。どうせなら「辛い」よりも、「自分の糧にしてやる」位の気持ちで臨んでください。

皆さんには、何かあればサポートできる先輩がついています。皆さんの学校生活が悔いのないものになりますように!

 

一覧へ戻る