妻中便り

国境なき医師団 – MÉDECINS SANS FRONTIÈRES を通して生き方を考える

「国境なき医師団 – MÉDECINS SANS FRONTIÈRES 」を知り、自身の進路を考えるプログラム -  村田慎二郎氏(国境なき医師団日本事務局長)をお迎えしての講演会を開催しました!   

本校はユネスコ・スクールキャンディデート、そしてSGHネットワーク校として、JICA、国連協会を始め、さまざまな団体のプログラムに参加しています。昨年11月、本校に「国境なき医師団」日本・事務局長の村田慎二郎氏をお迎えし、高校2年生全員が「これからの未来を創る若者に伝えたいこと」をキーワードにお話を伺いました。

村田慎二郎氏が、国際人道援助の世界に飛び込んだ理由やキャリア、人道援助の現場で直面したジレンマから、自身の生き方、進路選択のお話をしてくださいました。その一つ一つの言葉は、これからの将来を担う本校の高校生を強くインスパイアしてくれました。

この講演は、村田氏ご自身のこれまでの生き方を振り返りながら、SDGs、国際援助、国際医療など広くグローバル課題へのどのように向かい合うか、志を持つことの大切さなど、生徒たちの生き方、進路まで深く考える貴重な契機となりました。 本校は世界と向かい合い、繋がり、そしてグローバルな課題を自身の課題として捉え、チャレンジすることをサポートしていく学校です。参加した生徒のリフレクションレポートを紹介します。

高校2年 K.M.

先日、国境なき医師団の村田さんから貴重な講演をしていただきました。今回は、その講演会を聞いたうえで私が思ったことや感じたことなどを綴ってみたいと思います。

国境なき医師団は、フランスで創設された特定非営利活動法人であり、今もなお世界中の人々へ医療活動や証言活動などを行っています。村田さんがお話ししてくださったことの中で、印象に強く残ったことは、村田さんが、紛争地にて、医療活動を行った際、医療従事者にも身の危険が迫っていたのにも関わらず、現地に滞在していた国境なき医師団のメンバー全員が、現場の統括責任者であった村田さんを信じて、医療活動を続けたというお話しです。このことを聞いて私は、人種や文化を超えての繋がりや、普遍的な価値観を共有し、信頼関係を構築すること、これは医療活動においてだけでなく、全てにおいて、また、これからの未来を背負っていく私たちに向けての大事なキーポイントのように感じました。

また、私はヨーロッパに留学して、留学中に実感したことでもありますが、人々の個々のバックグラウンドに関係なく、みんながひとつのことに向かって互いに思い合い、協力していくことは、正直難しいことでもありますが、一方で、この上なくこれからのグローバル社会において大事なこと、そして、今の私たちへ突きつけられた課題だと考えています。

私は村田さんのように、世界で困っている人や、世界の深刻な問題に真正面から立ち向かい、人種の垣根を超えて、幅広い信頼関係とネットワークを作り上げることができるような人物像、そして未来のグローバルナースを目指して、これからの自分の人生を、自分のためだけではなく、それよりも大きいもの、世界に向けて多く貢献できるものに捧げたいと思います。

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