妻中便り

SGH/WWL×探究甲子園2021 – 2つの部門に本校代表が出場① 

2021年3月21日(日)に初のオンライン開催を迎えたWWL・SGH×探究甲子園(文部科学省 WWLコンソーシアム構築支援事業)の「探究活動プレゼンテーション(英語) 」と「グループ・ディスカッション」の2つの部門に、本校の生徒が本選出場を果たしました。 代表生徒は、本校の中学GLC第1期生です。本校のGLCカリキュラムや教育活動で培った表現力、判断力、思考力を存分に活かし、これまでの取り組みの成果を全国のSGH,WWL校の皆さんと共有することができました。

探究甲子園とは(探究甲子園公式HPより抜粋)

WWL・SGH×探究甲子園2021は、文字通りWorld Wide Learning(以下、WWL)事業とSuper Global High school事業等で取り組んだ探究活動の成果を発表する場です。2019年度まで実施してきたSGH甲子園ではグローバル性を持った探究活動の発表を募集していましたが、2020年度からより世界に拡がる学びを意識し、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標:以下、SDGs)という言葉を副題に置きました。つまり、単に海外との比較や現地を訪問し情報収集をすればよいのではなく、地球課題のSDGsについてより深い探究活動を展開することに重点が置かれています。ご参加いただく生徒の皆様には、この機会を活用し、学習や進路選択に関する意欲を高め、問題解決能力やプレゼンテーション能力の向上を図っていただきたく考えております。また、全国各地から集結した高校生とともに発表することにより、お互いに刺激を受けながら切磋琢磨し、共にグローバル社会におけるリーダーとなっていくことを期待しております。

探究甲子園に参加した生徒のフィードバックを本校の教育全体の成果として、ここに紹介します。まず、「グループ・ディスカッション(テーマ1)」に参加した M.I.さんからです。

WWL・SGH×探究甲子園2021グループ・ディスカッションに参加して ― ディスカッション内容と感想

私が参加したディスカッションのテーマは、「グローバルな人材を育成するために必要な日本の教育改革」でした。参加した生徒6人が多角的視野でテーマについて考え、議論を進めました。まず自己紹介と役割決めを行い、私はタイムキーパーを担当することになりました。次にそれぞれの主張・根拠・論拠を共有し合い、キャッチボール方式でそれぞれの内容に質問を行いました。質問内容は相手を批判するものではなく、自分の意見との共通点や、良い点を指摘する内容となったことは、最後の講評でもお褒めいただいたことで全体を良い方向に進める大きな推進力になりました。最後は意見を一つにまとめるために、議事録を参考にしながら最終プレゼンテーションを作成し、代表者が発表をしました。とてもスムーズで包括的な議論だったと感じます。はじめて会う人たちとの75分間の議論はどうなるか不安で緊張していましたが、あっという間で時間が足りないと感じるほどでした。

この経験を通して、改めてディスカッションの難しさに気がつくことができました。今回のようにすべての意見を取り入れてまとめるという方法もありますが、情報を取捨選択することも必要であることを強く感じます。そのためには、一つ一つのワードの意味を深く掘り下げたり、意見を比較したりする必要があることを学びました。また、今回の議論でほかの人の意見を聞いたことで自分の視野が広がり、さらに興味がわきました。これからもこのテーマについては異文化理解と複言語学習を通して考えていきたいです。とても有意義な時間でした。COVI-19感染症予防のため初の完全オンライン開催の中、参加の機会をいただき本当に感謝しています。

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