妻中便り

From Washington DC – ボーク重子氏_オンライン・ライブ・セミナー

6月28日に、アメリカ・ワシントンDCと本校を直接結んで、ボーク重子氏による特別ライブ・オンライン・セミナー、「「ポスト・コロナを生き抜くために  –  ポジティブに、そして前向きに、Your Lives Matter ! -」が実施されました。 ボーク氏は、本校が5年前にSGHアソシエイト校になって以来、本校のグローバル教育、キャリア教育についてサポートをいただいてきたワシントンDC在住のアメリカでも著名なライフプランナー・ライフコーチ・作家です。

今回、「この社会状況の中で、ポスト・コロナに向けての心構えやこの変化を通じて感じたこと、グローバル社会で生きていくことなど。そして、今、世界がこのような時であるからこそ、ポジティブで前向きになれるセミナーを、大妻中野の皆さんと参加型で実施したい」というボーク氏の提案で実現しました。 セミナーは、日本時間の日曜日の朝、9時にスタートでしたが、多くの本校の生徒、保護者がオンラインで参加してくださいました。

セミナーでは、「現在のコロナ禍により、人生設計にネガティブな影響を受けた。計画がすべて台無しになってしまった。」と世界中の多くの人が、ネガティブに考えてしまっています。しかし、今は、ピンポイントのゴールに向かって、綿密に計画された道を進んで、目標を達成するという生き方ができない時代であることをまずしっかりと受け止めることを、あくまでポジティブにパワフルに、パッショネートに語ってくれました。

その上で、ボーク氏は、スタンフォード大学の教育心理学者、ジョン・クランボルツ教授が提唱した「計画的偶発性理論-Planned Happenstance Theory」を引用して、「偶然」の積み重ねとそれに対応するオープン・マインドセットが、キャリア形成に大きな影響を与えることを紹介してくれました。 たとえそれが、今はネガティブなことであっても「偶然の出来事」を積極的かつ意識的に自分のキャリア設計に活用していこうとするマインドの作り方、実践方法を、全身で表現してくれました。

ジョン・クランボルツ(John D. Krumboltz)教授が説明する「計画された偶発性」をポジティブに捉えるためには、以下の5つの行動特性がとても大切だと説明してくださいました。

  1. 好奇心 – Curiosity
  2. 持続性 – Persistence
  3. 柔軟性 – Flexibility
  4. 楽観性 – Optimism
  5. 冒険心 – Risk Taking

こうした行動特性を育むには、常にアンテナを張り、人に対して、物事に対してオープン・マインドで接するという「非認知スキル」が大切であることも教えてくださいました。

講演の後は、参加した生徒・保護者とのオンラインでのやり取りとなりました。 参加した皆さんからは、とてもポジティブな質問やフィードバックが寄せられ、それに一つ一つ、ボーク氏が答えていくという素晴らしいインタラクションになりました。以下に寄せられた質問、フィードバックの一部を紹介しす。

・ スティーブ・ジョブズが同じスピーチ(スタンフォード大学コマンスメント)でfor your passionと言っていたことを記憶していますがプランド・ハップンスタンスのアプローチでは自分の直感や情熱はどう捉えれば良いのでしょうか?

・ 好奇心、楽観性、柔軟性、冒険性、持続性の5要素が重要、自分の専門性を高めること自分の幅を広げることのバランスはどのように考えれば良いでしょうか?ついつい早めに方向性を決めて限られた時間、エネルギーについて対象を絞って費やすべきと考えてしまいます。

・ 本日とても楽しみにしていました。前向きになりました。娘にも前向きになるために親がどのような声がけをしていったらよろしいでしょうか?

・ 初めてボークさんの講演に参加させていただきました。本当にポジティブになりました。ありがとうございました。

・ 今日だけで何かすごいものを得た気がします。これからは何でもチャレンジしたいです。

・ 生徒の父です。子供の自己肯定感を高めるためにアドラー心理学を少しかじろうかと思っています。

・ 初めてボークさんのお話を聞き目から鱗です。子供にもいろいろ経験させたいですが、私も何かチャレンジしてみようと思います。

・ 娘と一緒に聞かせていただきました。ありがとうございます。コロナでなんとなく気持ちが沈んでいる中、とてもポジティブな気持ちになりました。

最後に、このセミナーの締めくくりとして、一緒に参加いただいた大妻女子大学・大学院教授の服部孝彦先生から、「ボーク氏のお話は、パワフルな実践を通して人生を構築していこうとするものだが、論理的研究の裏付けをもとに提案されており、アカデミックの視点から見ても、十分に説得力のある素晴らしいものです。」というお話がありました。

本校は、「Beyond School」という合言葉のもと、世界中のさまざまなサポーターの方々と直接、繋がり、カラフルな体験をするチャンスがたくさんあります。 ボーク氏のワシントンDCからのセミナーは、そうした大妻中野の特徴を端的に示す機会となりました。

この場をお借りして、このセミナー講師のワシントンDC在住、ボーク重子氏、大妻女子大学大学院教授・服部孝彦先生を始め、参加いただいた保護者、生徒の皆さんに心より感謝申し上げます。

大妻中野グローバル・センター

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