妻中便り

新入生の皆さんへ№23(5月14日)

新入生のみなさん、保護者の皆さま、こんにちは。学年主任の北田忍です。

 

今日は「種痘(天然痘ウイルスの予防接種)記念日」です。
1796(寛政8)年5月14日、イギリスの外科医ジェンナー氏が世界で初めて種痘の接種に成功したことを受けて制定された記念日だそうです。当時、天然痘は「不治の病」「悪魔の病気」と恐れられてきた代表的な感染症の1つでした。 しかし、種痘の登場によって死亡者数は劇的に減少し、1979年10月末にはWHO(世界保健機構)によって天然痘の根絶が確認されるなど、世界で初めて撲滅に成功した感染症となりました。

今まさに人類は、新型コロナウイルスという未知のウイルスとの闘いの最中です。世界中の研究者の方々と医療従事者の方々が「解決の糸口」を探そうと、日々懸命に仕事に励んでくださっています。「歴史は繰り返す」―天然痘を撲滅できたように、きっと明るい未来がやってくるはずです。私たちも、「できること」を頑張って継続させていきましょう。明るい未来のために。

 

さて、本日はオンライン授業2日目です。初日よりはスムーズに学習を進めることができたでしょうか。まだPCの操作に慣れていない人もいますね。毎日積極的に授業へ参加することで、だんだんと慣れていきましょう。manabaやホームページで情報をきちんと整理して、アンテナを張りめぐらせて日々過ごしてもらいたいと、私は思っています。

 

 

この「妻中だより」では5月上旬、事前にご自宅へ配送した「よりよき学校生活のために」という冊子の内容を紹介しています。今日は、9ページの「我慢する力を養おう」についてです。手元に用意して、一緒にみてくださいね。

いつもの日常と異なった日々を過ごさざるを得なくなって、もう二か月ほど経ちます。皆さんは十分「我慢」していると思います。しかし、なぜこのようなことを言うのだろうと、疑問に思う人もいるかもしれませんね。この場合の「我慢」というのは、「自己統制力」を意味します。自分の感情をコントロールする力です。

オンライン授業がうまくいかない、失敗してしまった。家族と喧嘩をしてしまった、あとで後悔…。みなさんの今の生活の中には、プラスの感情だけでない「マイナスの感情」もきっとあることと思います。今は家族とだけ接しているわけですから、その気持ちもいつもより多く出ているかもしれません。

しかし、学校が再開したら、クラスメイトなど自分以外の人との接点がどんどん増えてきます。その時には、ぜひ「プラスの感情」で接してみましょう。みんなで励まし合い、協力しながら確かな友情を築いていってほしいと思います。心豊かな人生を送っていきたいですね。

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