妻中便り

オーストラリアSACCセミナー⑨

8月6日(火)今日のお天気は晴れのち曇り時々雨。オーストラリアに到着してから10日が経ちました。朝の登校時、妻中生になるべく声をかけて受け答えなどから様子を確認しているのですが、今週に入ってから顔色も随分と良くなり余裕の表情になっています。「SACC生活も残り4日しかない!」「猛暑の日本に帰りたくない!」「オーストラリアののんびりとした生活の方が居心地良い!」などの言葉も飛び交うようになり頼もしい限りです。

今日は1限から8限までバディと一緒に通常授業を受けます。妻中生の中で一番好評なのがMath(数学)の授業。現在中3で習った因数分解の授業をしているようで100%理解でき、計算式の組み立て方なども先生から「Beautiful!」褒められたりして優越感に浸れるようです。妻中での数学教育の威力が発揮されています!

一方で苦戦しているのがEnglish(国語)やLegal Studies(法律・政治)。Englishは分厚い小説の内容理解や偉人の名言など扱い、Legal Studiesは法律や政治用語に馴染みがなく難しいようです。SACC初日のガイダンスで「あなたたちに一番求めることはSACCの授業中に寝ないことだ。旅の疲れでどんなに眠くても、授業中の居眠りは先生への最大の無礼にあたるので注意してほしい。(妻中でも同様ですが…。)」と釘を刺されているので、授業がよく分からなくても皆寝ないで理解する努力をしているようです。

通常授業は見学も写真撮影も原則認められないのですが、特別にMr. MaximのYear9(中3)Religion(宗教)の授業見学をさせて頂きました。SACCにおいてReligionは全学年共通の必修科目です。授業プリントは学内メールで送信され、生徒たちは各自が所有するノートパソコンを開きながら授業を行います。今日の授業目標は“Explain the significance of  this religious leader within the Church about the industrial revolution.(産業革命が起きた18世紀に、雇用者、労働者双方に影響を与えたローマ法王の役割について説明せよ)”という内容でした。宗教の授業というのでてっきり聖書を片手に授業をするのだと思っていたら、宗教と社会形成の関わりを学ぶ授業であることが判明しました。

明日は妻中生全員でDrama(演劇)とYogaの授業に参加予定です。Have a good time and make good memory with your host family.

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