妻中便り

飛びたとう 未来信じて(高校卒業式)

人生の3分の1、2200日近くの日々を、「大妻中野」の名前とともに

過ごしてきた高校3年生。

身長が伸びて見違えるように大きくなったり、引っ込み思案だった性格が、

いつの間にか同級生や後輩を頼もしく率いられるように進化していたり、

初めて勉強する英語がビックリするくらい流暢に話せるようになっていたり…。

6年の歳月は、可能性が文字通り無限大であったと、卒業生たちの姿をもって

大人たちに示してくれます。

けれど、6年経っても変わらないこともあるのです。

悲しいときも、嬉しいときも、肩を抱き合って怒ったり泣いたり笑ったり…。

式典の流れの中、ひとりが泣けば徐々にすすり泣きの響きが大きくなり、

思わぬ人の号泣に思わず誰かが笑えば、場内がドッと笑いの渦に包まれる

この感じ。あどけなさが初々しかった中学生のころから、ずっと変わらない、

つながりあう気持ちの強さ。

未来を信じて飛びたつ門出の日。

広い大空はどこまで高く飛んでも、ずっと続いているんだって、卒業生たちは

きっと知っています。

卒業おめでとう。ずっとつながっているから、安心して、どこまでも高く、」高く

はばたいてください。美しい羽根が生えそろったあなたたちの翼は、絆の力で、

どこまでも、強く飛んでいくことが出来るのだから。

 

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