妻中便り

St. Andrew’s Seminar 2018 #4: Being a teacher in SACC

Today it is a little hotter than yesterday, but still comfortable.  All the students came to school with no problem, looking brighter and more cheerful than ever.  This is the fourth day in Cairns, the third day at school, so they seem to start getting used to the environment here.  They have all the classes without their buddies today.  The classes include damper making, Japanese class for elementary students, and Zumba dancing.

 

今日で登校三日目、ケアンズに来て四日目になります。

昨日まではまだ到着時の睡眠不足や疲れが残っていた様子だった生徒たちも、

今朝はすっかり回復して自分たちの置かれた環境にも慣れ始めている様子でした。

ここからがある意味で本番です。

 

今日は一日中special program for Otsuma studentsが用意された日で、

生徒たちはバディと合流せずに過ごします。

 

まず1、2限の時間はdamper making。

damperとは、オーストラリアの先住民(indigenous people)の方々が伝統的に作っている一種のパンのことです。

それを作ってみる授業です。

そもそもが移民の国であるオーストラリアには様々なルーツを持つ人々が存在し、

様々な文化が溶け合う国を作り上げていますが、

その中でも先住民の文化は一段階上のリスペクトを受けているように感じられます。

 

作り方はごくごく単純で、水と牛乳を小麦粉に混ぜてこねて焼く、それだけです。

 

 

こちらがindigenousのルーツを持つ先生、Mrs. Stephenです。

非常に豪快でユーモラスな人柄で、生徒も何度も笑わされていました。

 

実際の作成の様子をお伝えします。

 

 

まずはこねます。

 

 

それから、大胆にも机の上にそのまま小麦粉を広げます

(もちろん生徒たちの手と机の上は綺麗に清掃、除菌されています)。

 

 

それから、こねた小麦粉を机の上で丸め、適当に形を整えます。

 

 

それからハケで表面に牛乳を塗り、焼きます。

 

 

20分ほど焼けば出来上がりです。

一つ一つがとても大きく、そしてずっしりとしていてお腹にたまります。

標準的な大きさはこのくらいになります。

 

※本人の許可を得て掲載しています

 

バターやジャムで味をつけながら、早めのmorning teaとして生徒は思いの外たくさん食べていました。

 

 

余った分はバディやファミリーのためにテイクアウェイです(「テイクアウト」とはオーストラリアでは言いません)。

 

午前中の残りの時間(3〜6時限)はYear 3の小学生対象の日本語の授業にお邪魔しました。

担当者はAlison先生、SACCに長く務める日本語の先生で、

これまでも本校生徒がたくさんお世話になっています。

 

 

日本語の授業なので、基本的には生徒たちは先生役です。

ただ生徒たちと交流する中で、本校生徒は日本語を教えながら逆に英語の発音を教わる、

というのがこの授業のポイントでした。

 

 

本校生徒1名に対してSACCの小学生2〜3人が付いてteam upします。

それぞれのチームは日本語の漢数字で番号が書かれたビンゴカードを持ち、

先生が日本語で数字を読み上げます。

どこにその数字が書いてあるか、あるいは書いていないか、

それを探すに当たって本校生徒が手伝い、その際に英語の発音を小学生にチェックしてもらいます。

非常に面白い授業形態でした。

 

人に何かを教える時、逆に自分も様々なことを教わる、

というのは我々教員であればよく知っていることですが、

外国に来て母国語を教えるという特殊な得難い機会を通して、

生徒にも様々なことを学んでもらいたいと思います。

 

この後、lunch timeを挟んで午後の7、8時限はダンスエクササイズの時間です。

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