妻中便り

Arts1年間の集大成(合唱部・吹奏楽部・ダンス部)

青春という言葉は、木々の芽が勢いよく伸びる春の時期を人生の若い時期として

使われるようになったそうです。

若いパワーが集まって、何かに挑戦したり何かを創り上げたりする充実感からは、

生涯忘れられない鮮やかで濃密な感慨が生まれます。それは、ときに自分の

存在意義となり、自分を支える杖となり、自分を導く光にもなることでしょう。

 

3月26日に合唱部、3月28日には吹奏楽部とダンス部、大妻中野のArtsを

大所帯で盛り上げる3つのクラブが、それぞれに定期演奏会、春公演を行いました。

最上級生が自分たちの手で企画・運営し、下級生を指導しながら創っていく

活動1年間の集大成となるステージ。本番までの過程は、楽しいこと、嬉しいこと

ばかりではありません。むしろ、辛いこと、悔しいこと、やるせないこと、さまざまな

思いが交錯しながら、それでも仲間と手を取りあって、もがきながら前へ進みます。

 

中高一緒に活動するクラブだからこそ味わえる、先輩と後輩との濃くて熱い関係。

長い時間を一緒に過ごした同級生との強い強い絆。

ステージを終え、大粒の涙を流しながらお互いをねぎらう生徒たち。

自分のクラブ活動をやり遂げた達成感、先輩から大きな責任を受け継いだ緊張感、

引退する寂しさ切なさと、新しい日々に向かう期待や不安。3月のZEROホールは

今年も大妻中野生への惜しみない拍手と、会場全体を取り巻く感動の嵐で包まれました。

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