妻中便り

キャベツの外葉、その向こうには…(ボーク重子さん講演)

「昔の私、キャベツ?だったんです。」

昨年の冬、この「自分=キャベツ」トークで心を鷲づかみにされた高校GLCの生徒たちは

冒頭のひと言でたちまち目を輝かせます。

 

夏休み、海外研修や部活動、ボランティアなど多種多様なイベントでアクティブに活動する

妻中生に向け、バリエーション豊かに用意されたグローバル講演。

ジャケット姿の男性陣に次いで登場してくださったのが、白いワンピースとハイヒール姿が

まぶしいボーク重子さん。

まさに先日、お嬢さんのスカイ・ボークさんが全米『Distinguished Young Women(傑出した若い女性)

コンクール(日本のマスコミでは「最優秀女子高生」と報じられました)で見事グランプリ!という

ホットなニュースを伴っての登場です。

 

華やかでハツラツとした元気さにあふれるボークさんは、まさに国際社会で成功をおさめた女性

そのもの!腕や手をフルに動かしながらお話しくださる様子も、実に堂々としています。

こういう方は、最初から才能とチャンスに恵まれた、「陽の当たる坂道」をスキップで上へ上へと

順調にのぼってきたのだろうな…自分とは違うんだろうな…。

思わずネガティブに自己嫌悪しそうな聴き手の心を裏切ってくれるのが、ボークさんの軽妙な

「キャベツ」トークです。

固い外葉の中に閉じこもって、狭い視野と型どおりの価値観を疑おうともせず、挫折を何度も

味わった経験談。中高生が大好きな恋愛の話題を随所にはさみこみながら、ヨーロッパ、バリ、

中国、アメリカと世界を股にかけて活動域を広げていくバイタリティには圧倒されます。

 

「Mistake」は「Learning Opportunity」!(間違いは、学びの機会)

※Chanceが偶然訪れた「機会」とすると、Opportunityは努力によって得る「機会」「成果」に近いニュアンス

アメリカ・チェイニー元副大統領夫人が教えてくれたというこの言葉は、妻中生の心を大きく

後押ししてくれたことでしょう。ポジティブな言葉を味方につけて、自分を前へ前へと進ませる

こと。大きすぎる夢は小さく区切って「夢の赤ちゃん」をたくさん作り、ひとつひとつかなえて

いくこと。キャベツの外葉をはがしたら、すがすがしい空気と広く澄んだ青空が待っているはず!

この夏大きく翼を広げたい妻中生に、ボークさんから素敵な「お中元」をいただきました!

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