妻中便り

妻中生から中学受験生へのメッセージ2016⑩

開放的な雰囲気の大妻中野職員室。

日当たりの良い窓辺には、近隣の方からクリスマスに頂戴したポインセチアが

色あざやかさを保ったまま元気に景色を彩っています。

中学生時代の出来事として語られる街歩きや職場体験は、中野という街と、

そこにお住まいのみなさまに見守っていただいた、あたたかな思い出です。

 

これまでお届けしたメッセージの中にも登場した、なかのZEROホール。

中学1年生で訪れるプラネタリウム体験から、3年間の合唱コン、昨年度からの

外国語発表会、ダンス部春公演、合唱部吹奏楽部の定期演奏会・・・。

数えてみるとビックリするくらい妻中生が足を運んできたホールです。

妻中生の思い出とともにある慣れ親しんだZEROホールが、来年度、改装に

入るとのこと。リニューアルが楽しみな一方、これまで見慣れていた姿が

変わってしまうことは、少しだけさびしくもあります。

 

今日のメッセージは、ZEROホールで行う行事の中で、少しずつ自らの世界を

広げ、頼もしく成長している高校1年生からお送りします。

 

私が大妻中野を受験しようと思ったのは、まず、親戚が通っていたこと。

そして、学校見学に来たとき、みんなから気持ちよく挨拶をしてもらえた

ことが嬉しかったからです。

 

2月1日の午後に大妻中野を受験したのですが、夜、Web発表で見て

みると、私の番号はありませんでした。リベンジ!ということで2月2日の

午後、大妻中野に再チャレンジしたのです。

1日目の不合格がものすごくショックだったので、2月3日に別の学校を

受ける予定にしていた私は、あえて2日の結果を見ないで3日の入試に

臨みました。そして、3日の入試を終えた後で、大妻中野2月2日のWeb

発表を開いてみたのです。合格でした!

実は、両親は私に内緒で2日の夜にコッソリ発表を見ていたのですが、

私があまりに感激して泣いてしまったので、結果を知っていたはずの

両親まで泣き出してしまい、一緒に泣きながら喜び合いました。

この感激が、まさに入学の決め手です。

 

アドバンストクラスに入学して、中1中2はハードなダンス部の活動と

勉強との両立で忙しく過ぎました。中2の合唱コンで初めて指揮者に

挑戦したのですが、残念ながら指揮者賞には届かず・・。

中3で「もう一回チャレンジしたら?」という周りの声に後押しされて

再び指揮者にチャレンジ。合唱コン最後の年に指揮者賞を獲ることが

できました!

この年は外国語発表会のスピーチにも挑戦し、中学3年間を締めくくる

のにふさわしい、充実した年だったな、と思います。

英語でのスピーチを行う中で、世界を知るって面白いな、いいな、と

感じるようになり、高校入学後は少しでも広い世界が見られるかも、と、

Frontier Teamにエントリーしました。

「世界を見る」というのは、ものすごくスケールの大きいことだと思って

いたのですが、実は身近なところから、小さなことから世界が見えて

くるのです。自分が暮らす区や都にスポットをあてても、世界につながる

ものの見方につながっています。これは大きな驚きでした。

 

中学生までの私は、とにかく強くなりたい、と思っていました。

けれど、今は出来るだけ世界の人と関わってみたい、と考えています。

何が出来るかは分かりません。でも、世界の人と関わり合う中から

いろいろなものを見つけていきたいと思います。

 

受験生のみなさん

サボったことや、うまくいかなかったことは誰にでもあるものです。

「あのとき○○していれば良かった・・・」と落ち込んだり後悔したりする

のではなく、「自分には□□がやれたんだった!」「こんなに頑張った!」

というプラスの記憶だけ思い起こすようにしてみてください。

きっと、前向きな気持ちで試験に取り組めると思います。頑張れ、受験生!

高校1年生 M・Mさん

 

 

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