妻中便り

Canada Now 2013 July 31st

カナダでの約2週間の滞在もいよいよ終わりに近づいています。

今日は最後のESLの授業とScience World(科学博物館)訪問、

そしてFarewell Partyがありました。

 

午前中のESLの授業では、まず、この滞在中に感じた

「最も楽しかったこと」や「バンクーバーの印象」について

コメントを書き、発表しました。

カナダに来る前だったら、「英語でコメントを書いて発表する

なんて大変…」と思ったかもしれませんが、この2週間の間に

生徒の皆さんの意識はだいぶ変わったと思います。

短い文章なら苦もなく書けるようになりました。しおりに毎日、

英語日記をつけていたおかげもあるかもしれませんね。

 

そして、この2週間の総まとめとして、Group Projectにも

取り組みました。3~4人のグループに分かれてテーマを

1つ決め、模造紙にまとめた後、それについて発表を行う

Poster Presentationです。選ぶテーマは、これまでのESLや

activityで学んだ内容です。「トーテムポール」「カナダと日本の

違い」「バンクーバーの動物」「ドミトリーの食事」「リサイクル」

など多岐に渡りますが、どのグループも協力し合って進めました。

Posterの出来栄えもさることながら、Presentationの仕方にも

工夫がなされていて、ESLの集大成としてふさわしい活動でした。

 

 

午後のactivityは、バンクーバー市内にあるScience Worldに

出かけました。

球形の建物の1階から2階にかけてが吹き抜けになっていて、

パズルを解いたり、体を動かしたりして、遊びながら科学を体験

できるようになっています。

また生物の進化や環境についての常設展もあり、化石や剥製の

写真を撮りながら見学する生徒もいました。

 

頭や体を動かした後は、5階のプラネタリウムのようなシアターで、

全員揃ってIMAX映画を鑑賞しました。

『Flight of the Butterflies』という映画で、アメリカからメキシコ

まで集団で渡り鳥のように移動をする蝶のmonarch(日本名:

オオカバマダラ)を題材にしたものです。

きれいで臨場感がある映像で、生徒も楽しく見ていたようです。

上映後、「おもしろかった!」という声が生徒の中から上がって

いました。

 

カナダ体験の間、生徒たちはたくさんのactivityをしました。

ネイチャートレイル、人類学博物館見学、ウィスラー遠足、

生物多様性博物館見学、バンクーバー遠足、UBCファーム見学、

パペットマスター、そしてサイエンスワールド訪問がありました。

どの体験もカナダでしかできないことでした。

カナダで見聞きしたこと全てを持ち帰って、これからの宝物に

してほしいと思います。

 

そして今夜はfarewell party、いよいよこの時が来てしまいました。

いわゆる”お別れ会”です。皆でこの2週間のカナダ体験学習

旅行を振り返り、お世話になった皆さんに感謝の気持ちを伝えます。

この旅行全体を通じて、ホームステイ先や見学先の準備をして

くれたコーディネーターの皆さん、ずっと身の回りのお世話や

英語の授業(ESL)そしてアクティビティまで企画・運営して

くれたAndrew氏を始めとするstaffの皆さん、ESLで丁寧に英語の

授業を教えてくれた先生方、そして授業やアクティビティで共に

行動し助けてくれたbuddyの皆さん。

本当にたくさんの方々に支えられて、生徒の皆さんはこのカナダ

体験学習旅行を終えようとしています。

 

始めにAndrew氏がパーティーについて簡単に説明し、生徒の皆さんは

ピザ・フルーツ・ジュースを持って着席しました。

 

staffさんが撮りためて下さった写真が代わる代わる

スクリーンに映し出されると、2週間の様々なことが思い出されると

同時に、少しずつ旅の終わりを生徒の皆さんは感じ始めたのではない

でしょうか。

そして次はAndrew氏から「修了証書」の授与。一人一人呼名され、

全員の前で証書を授与されます。先生方との握手やハグのおまけ付き

です。手元に修了証、いよいよ旅の終わりが現実とものとなってきます。

さて、もらってばかりもいられません。今度はこちらが感謝の気持ちを

表す番です。まず野田先生より現地の皆様に向けて感謝の気持ちをこめた

スピーチ(もちろん英語)です。

次に生徒代表者が感謝の気持ちをこめてスピーチしました。こちらも、

もちろん英語です。代表した生徒はとても緊張していたようですが、

堂々と素晴らしい発音でスピーチを披露してくれました。

さらに御礼の気持ちを込めて全員で校歌を歌いました。

現地の皆様には大変好評でした。

さていよいよこのパーティーも旅行自体も終わりが近づいてきました。

帰国する寂しさが最高潮。そこへお世話になった現地の方々と記念写真を

とる時間が設けられたものですから、さぁ、大変です。

もう会場は色々なところで写真撮影会が開かれ、大盛り上がりでした。

笑顔で写真を撮影する生徒、別れを惜しんで泣いてしまう生徒、

様々な感情が会場を包みました。

まさに”お別れ会”にふさわしい会となり、この旅行の最後を飾る、

素晴らしいパーティーとなりました。

 

2週間、日常的に英語を使う環境に身を置き、感じたこと考えたこと

は人それぞれだと思います。大事なのはそれをどう活かすかです。

ここで学んだことを原動力に、日本に帰っても頑張ってほしいです。

いよいよ明日、生徒の皆さんは様々な思いを抱き、帰国の途に着きます。

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