妻中便り

第3回ユネスコスクール関東ブロック大会へ出場しました!

第3回ユネスコ・スクール関東ブロック大会へ出場しました!

ユネスコ憲章前文より(抜粋)

「戦争は人の心の中に生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない。 ~ 文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育とは、人間の尊厳のために欠くことのでないものであり、かつすべての国民が相互の援助及び相互の関心の精神を持って果たさなければならない神聖な義務である。」

本校は、ユネスコ・スクール としてユネスコ憲章と国連憲章の理念に貢献する教育活動に取り組んでいます。それは、本校の建学の精神「学問を修めて人類のために – Arts for  Humankind 」と深く共鳴しているからです。授業や様々な本校の活動が、一つ一つ、ユネスコの理念に繋がっています。その具体的な取り組みの一つとして、昨年度は第2回ユネスコ・スクール関東ブロック大会で本校を会場にした分科会を実施、玉川大学と連携し、SDGs達成に向けた取り組みを発表しました。

7月31日、第3回ユネスコスクール関東ブロック大会が、今年度の幹事大学である創価大学教育学部を会場に実施されました、昨年の取り組みをさらに発展させ、本校生徒と玉川大学の学生の皆さんが、「国際問題」、「ジェンダー問題」、「環境問題」の3つのトピックをテーマに、中学生、高校生、大学生の垣根を越えて、お互い一人の地球市民としてその解決に取り組んだプロセスを会場でディスカッションを行い、発表しました。

大会公式HP https://gartico-design.com/lptest/susp03/3rduaskanto/

この大会では、まず、ユネスコ・バンコク事務所所長の青柳茂氏によるビデオ講演がありました。「学習者の幸せ、福利、そして変容的教育のためのプラットフォームとしてのユネスコスクール」というトピックでのご講演。アジア・太平洋地域でのSDGs達成指標の現状を踏まえ、その進捗の遅れへの危機感を共有するところから、特に「SDGs 4 質の高い教育を皆に」への取り組みに、コロナパンデミックの影響により大きなダメージがあると訴えられました。その対応の1つとして、国連による教育変革サミットが開催されること。そこで改めて、SDGs達成に向けて教育の持つ極めて大きな意味を確認することをお話いただきました。その先頭に立つのが、ユネスコスクールです。

本校の発表は、まず、ポスターセッション。本校の教育の大きな特徴になっている「フランス語・複言語教育」と「学年横断型で生徒自身による探究取り組みであるフロンティア・プロジェクト・チーム」の2つのチームが、ポスターセッションで発表を対面で行いました。

フランス語チームは、「日本流 VS フランス流「住みやすい街づくり」とは?」というテーマによる高1フランス語授業の取り組み成果をポスターセッションで発表。 フランスと日本の文化の違いとSDGsへの取り組みの違いと共通点について、訪れた人からの質問にも丁寧に答えたポスターセッションになりました。

また、「大妻中野Frontier Project Team~学年横断型チーム探究活動」のセッションでは、2021年度の年間取組である「共生社会チーム」「防災・減災チーム」「ゴミ・環境チーム」「教育・子どもチーム」「コロナ課題チーム」の地域課題5チームのそれぞれの取り組み成果をポスターにまとめて、発表を行いました。

本校が出場する第2分科会「玉川大x大妻中野」の高大連携では、以下の3つのチームが公開の場での議論を行い、それを自由に見学者にも見てもらい、時には議論にも参加してもらいました。

社会問題チーム:ジェンダーに関する課題で特に男女格差の問題、性差別、LGBTQ等の性への固定観念に関する問題に私たちはどう対応すればよいのかについて深く掘り下げていきました。

国際問題チーム:喫緊の国際課題であるロシアによるウクライナ侵攻・危機を日本はどう受け止め、どのように対応すべきか、顕在化した国際連合のあり方なども含め、考えていきました。

環境問題チーム:環境汚染・破壊への対応、リサイクル方法の確立、さらに視野を広げ、日本と海外の環境問題対応の意識の違いなども含め、課題を検討し、解決法を考えていきました。

始めは少し緊張した学生、生徒の皆さんでしたが、徐々に議論も白熱してきました。 経験値や知識が異なる中学生、高校生、大学生からなるグループでのディスカッションですが、皆、自由に自分の思ったことを発言していきます。そのキーワードをホワイト・ボードに書き込んでいきます。 皆、堂々と議論に臨んでいます。

参加した生徒の感想です。

「いろいろな意見を交換することが出来て、とても有意義な時間となりました。さらに、ワールドカフェでは、様々な人が私たちのテーマである環境問題の紹介を聞きに来てくださったので、嬉しかったです。年代を超えて討論をするという企画はとてもいいと思いました。これからも続けて欲しいです。」

「自分たちが長い時間をかけて準備したものを皆さんに発表できてよかったですし、今、とても達成感でいっぱいです。こうした機会をもらえたことを感謝いたします。ありがとうございました。」

また、参加・参観した大学・中高の先生方からの声をいくつか紹介します。

「中高と大学が連携したESDのロールモデルを拝見させていただき、とても有意義な時間でした。活発なディスカッションを拝見できてよかったです。」

「学生、生徒さんたちが、自分のしっかりとした考えをもち、質の高い対話をしていました。 学生や生徒が多く参加していてとても良い話がたくさん聞けました。ぜひこういう機会が増えるといいなと思いました。」

「中学生、高校生、大学生、同業種等、様々な年齢や立場の方々と話ができ良かったです。これからの社会を担う人たちが自分たちで学びを考え、行動していることにとても刺激をもらいました。」

最後に、本校のユネスコスクールの取り組みを指導いただいてる玉川大学教育学部教授の小林亮先生の言葉を紹介します。

「「第3回ユネスコスクール関東ブロック大会」で大妻中野の生徒のみなさんは、意欲的かつ創造的な議論に取り組んでいました。この大会で、とても良い形での高大連携SDGsワークショップが実現しましたことに心から深く感謝申し上げます。今回の成果をぜひ今後のコラボへと繋げさせて頂ければと希望しております。」

学習者の幸せ、福利、変容を促す教育のプラットフォームとしてのユネスコスクール。 本校の生徒がこの言葉を体現してくれた一日となりました。この大会に参加・見学いただいた皆さんへの感謝も合わせて申し上げます。ありがとうございました。

 

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