「昔は何でも話してくれていたのに、親にはあんまり相談しない年頃になったようで…。」

「自分たちが受験したころと違うから、下手なことは言えないな…って心配になります。」

 

中学入学までは、家族=チームで闘ってきた受験への道。

身長がすっかり伸びて、顔つきが凜と大人びて、言葉が達者になって…、だからといって

わが子を心配する気持ちがなくなるかというと、そんなことはない。それが親心ですよね。

妻中生を見ていると、ご家庭でどれほど慈愛に満ちたあたたかなサポートをいただいて

いるのだろう、と感じ入ってしまいます。

真っ直ぐ光を浴びて育つ芽が、すくすくと伸びることに疑いの余地はありません。

保護者のみなさまがそそいで下さった愛情が、明るい笑顔の毎日に直結しているのです。

 

生徒たちが新学年最初の中間テストに必死で取り組んでいる土曜日。

テスト会場の階下にあるカフェテリアでは、保護者対象の進路ガイダンスが行われます。

プレミアムフライデーの翌日、世間的にはゆったりとお休みを満する大人が多いだろう

日取りだというのに、会場はメモを片手に聴いてくださるみなさんでギッシリ!

大学入試全体の動向や、受験生としての取り組み方など、話題のそれぞれに大きく

うなずき、資料をじっくり読んでくださる姿は真剣そのもの。

きっと、中学入試のときも、叱咤激励の方法に悩んだり、模試の動向に一喜一憂したり、

それぞれの家族にそれぞれのドラマがあったのだろうな…と実感させられます。

 

大人がこんな時間を過ごしていることを知らずに答案用紙に、教科書に向き合っている

妻中生たち。大人たちの努力が、祈りが、あたたかな支えとなり、彼女たちが夢を叶えた

そのあと、働く大人になって、子どもの親になって、昔自分が大人たちに支えてもらった

ことに気付くのでしょう。だから、今はまず、夢を叶えて欲しい!大人たちはその一心です。

いずれまた、大人がそっと子どもに寄り添う、あたたかなサポートの輪は、静かに豊かに

受け継がれていくことでしょう。

 

 

 

「こちらのお茶碗から持って行くのよ。先に点てた方が冷めて飲みやすいですからね。」

緊張の面持ちで先生の前に並ぶ中学1年生は、一瞬どういうことか分からない様子で

戸惑いの表情を浮かべます。

初夏にしては気温の高い昼下がり。

点てたばかりのお茶ではきっと熱いだろうから、少しでもおいしく味わえるように、という

お茶を知り尽くした先生のお心遣いからきた言葉です。

慣れないお作法と正座とで緊張しっぱなしの生徒たち。先生の真意が心にしみるのは、

もう少し経ってからかもしれませんね。

 

初めてのお作法にドギマギしているのは華道に挑戦したグループも同様でした。

ただし、こちらはハサミの扱いに慣れてくるにつれ、独創性を見せる余裕が生まれている

ようです。葉の長さや配置のバランスをアレコレ工夫しながら先生のアドバイスを受け、

オリジナルの作品を仕上げます。

真・行・草のスタイルから外れても、そこはオリジナルスタイル。

思い思いにハサミを入れた作品を花束にくるっとまとめてお持ち帰り。

今日は自宅に帰って、おうちの花器を使ったオリジナル作品に挑戦です。

お土産話と一緒に、可愛らしい作品がもう一つ生まれていることでしょう。

 

次に茶華道と触れるのは2学期です。今度はどんなお茶の味、どんなお花と出会うの

でしょうね。試験前の慌ただしさをちょっぴりやわらげる「和」のひとときでした。

 

 

 

「喫茶去」。

ただ読むと「茶を飲んで去れ」という、一見冷淡なムードが漂う言葉です。

でも、そこは奥深い禅語の世界。

どんな人でも、どんな状況でも、お茶を前にしたらまずは、ひたすらお茶を味わうことに専念して

ください、という意味が込められているのだとか。

お茶室でのもてなしは、もてなす側ももてなされる側も、すべての肩書きや立場を取り去って、

まっさらな気持ちで行うのが「茶道」の心構えです。

茶道に通じ、抹茶の味わいに馴れた人も、初めて和室に足を踏み入れた人も、ひと椀のお茶を

前にしては、みんな平等。「喫茶去」という言葉にはそういう精神が込められています。

 

本日初めて妻中・和悦庵で「茶道」を体験したのは、アメリカ・St.Joseph大学からお越しくださった

ゲストのみなさん。畳も初めて、もちろん、正座なんて経験したこともありません。

「お茶をサーブしてもらっている間、お喋りしてはいけないの?」

「じっと待っているのがマナーなの?」

おもてなしした生徒たちに、興味津々の質問が投げかけられます。

茶道具やお菓子の説明で一生懸命になっていた妻中生たちは意外な質問にビックリ!

でも、初体験の異国文化から受けるカルチャーショックは、まさにそういうところから生じる

ものなのですよね。

ヒザを崩して、リラックスして味わう初めての「お茶」。

素敵なひとときだった、とゲストのみなさまが感じてくださっていますように…。

 

ロウで固めた鳥の羽で空を飛ぼうとした少年がいたのは、神話の世界。

たとえ鳥のように飛べなくても風の力を借りれば、人も空を飛べる!と昔の人々が開発したのが、

気球でした。

背中に翼をもたない人間が、大空に憧れ、知恵を駆使して空を翔る術を模索してきたのは、

いったい何の力によるものなのでしょう。

 

情報化が進み、世界がネットワークで結ばれている現代。

翼がなくても、部屋から一歩も出なくても、海の向こうとつながることが可能になりました。

しかし、大妻中野に学ぶ生徒たちの中で、自ら海の向こうへと羽ばたき、学ぼうとする意欲は

日増しに強いものへと変わってきているのです。

 

校外学習明け、試験前で心身ともに疲れているはずの今週。

放課後だというのに海外大学説明会に参加した生徒たちは、説明会の終了時刻になっても

プレゼンターのまわりに集まり、熱心に質問を重ねています。

「英語圏の大学にしか興味が無かったけれど、フランスの面白さを初めて知りました!」

「やっぱり、実際の話を聴いてみると全然感触が違います!」

興奮気味に感想を述べる妻中生たち。

 

人間を空へと運ぶ技術も、海の向こうとつながる技術も整っている現代社会。

でも、いちばん大事なのは、「気持ち」を空の彼方へ飛ばすこと。

海を越え、空を越えて可能性の翼が羽ばたくために必要なのは、何でしょうか。

「行ってみたいな よその国」

海の広さ、大きさを歌った童謡にもある、「行きたい」という素直な気持ち。

その気持ちを刺激するきっかけ。

「知る」ということ。しかも、ダイレクトに心まで届かせる、ということが最高のきっかけを

つくり出します。まずは、きっかけから。可能性の翼はそこからどこまでも羽ばたくのです。

 

 

 

 

中2環境学習旅行、2日目の午後は農村生活体験として地元農家のご家庭にお邪魔しました。

 

各ご家庭では、農業体験はもちろん、料理のお手伝いや

 

 

 

 

たけのこや山菜の収穫

 

 

酪農体験なども。

 

 

様々な体験をそれぞれのお家でさせていただき、生徒にとっては非常に貴重な経験となったことだろうと思います。

 

たった一日のお付き合いでしたが、翌朝は名残惜しいそうにお別れする姿が見られました。

 

 

お別れ会の後は、2日間の疲労が出て眠る生徒もいるなか、バス車内から棚田を見学し

 

 

新潟十日町の「美人林」へ。

ブナの木が一面に生い茂ったこの美人林、すらりとした立ち姿が美しいことからその名がついたとか。

 

 

記念写真を撮影した後はガイドさんのお話を聞きます。

 

 

あいにくの雨でしたが、雨の日は美人林が最も美しく見えるのだそうです。

それというのも、雨の雫がブナの木の幹を濡らし、幹が黒光りして見えるため。

その姿に惹かれて長い時間散策に夢中になる生徒も見られました。

 

最後に昼食会場で閉校式を行い、東京へ。

東京では味わえない、地方ならではの様々な体験ができた、生徒にとってはとても新鮮で実のある旅行となりました。

 

心理学者アルフレッド・アドラーが著書の中で述べていること。
「私にとっては嫌な雨だが、この雨を待っていた人もいるんだな。農業関係の
人で、この雨を待っていた人もいるんだなあ。」
このような考え方を、「楽観主義」というのだそうです。
楽しく観る、楽しさを観る、と書いて楽観。

「せっかくの旅行最終日なのに、雨で嫌だなあ」
こんな風に思うのは当然です。
でも、少しだけ考え方の切り口を変えて
「雨の京都をエンジョイできる!」
なんて考えることが出来たら、それは素敵な楽観主義ですよね。

傘のうちから眺める京都を堪能するつもりで、大粒の雨に傘の花を開きながら
ホテルを後にした妻中生たち。
目的地をめぐるうち、徐々に雨粒が細かくなり、空が明るくなり、夜半からの
雨で潤った京都の景観が、昨日とは違った味わいを見せ始めました。
伏見稲荷大社を訪れた生徒たちは、薄霧が千本鳥居にたちこめる、なんとも
言えず神秘的な情景や、山の上から見下ろす、天の恵みがたっぷりとしみわたった
京都の街並みを目に焼きつけることが出来たはず。
最後の京都ランチをグループごとに堪能したら、雨雲を追うように、東京へと
帰ります。
旅疲れの身体に、ムッと暑苦しい太陽ではちょっぴり辛いですものね。
今現在の都はひんやりとした潤いに満ちていることでしょう。

観光地・京都では着物を着て名勝をめぐる人がどんどん増えてきているそうです。
日本文化を体験してもらいたい、という気持ちや京都の景観をより効果的に見せたい、
という狙いもあるのだとか。
行き交う色鮮やかな着物を見て、「可愛い!」「着てみたい!」と素直な憧れを
口にする妻中生たち。
当然、きらびやかな着物に身を包み、綺麗な白塗り日本髪の舞妓さんは羨望の的です。

自主研修1日目の夜、スペシャルイベントとして舞妓さんをお迎えしました。
なんと、高校2年生たちと同世代、18歳だそうです!
宮崎県のご出身だというのに、流暢な京言葉。
優美な舞姿からも、積み上げてきた努力の量と質が伝わってきます。

「同い年の友達から、最後の文化祭や、とか、最後の体育祭や、とか話を聞くと、
羨ましいな、とか、普通の高校生やったら…とか考えますけど、自分で選んだこと
やから、自分にしか出来ひんことをさせてもろてるんや、と、そこはポジティブに、
そう考えてます。」
好きな芸能人の話題やヘアケアの話など、10代の女の子らしいQ&Aで打ち解けた
感じになった空気が、このセリフでスッと変わりました。
タラ、レバ、を言い出せば、どんな人生だって、キリがないのかもしれません。

自分で選ぶこと。
覚悟を決めて進むこと。
同じ世代が発するからこそ、その難しさ、すごみは強く深く、高校2年生の心に
突き刺さったことでしょう。
翌日は最後の京都滞在。
行き過ぎる舞妓さんを見る目は、間違いなく、昨日とは違うはずです。

暑くなるよ~。湿度が高いよ~。
水分補給について何度も何度も話すのは、予想気温が27℃を超える予報だからです。
 
待ちに待った京都自主研修の1日目。
乗り継ぎから寺社の拝観料まで調べに調べ、綿密に立てた計画。
さてさて無事に目的地を訪ねきることが出来るでしょうか?
 
各班の目的地リストに挙がっているのは…定番中の定番、金閣銀閣や清水寺、
嵐山を始め、かんざし作り体験や新撰組ゆかりの地など、好みがハッキリ分かる
ところまで、実にバリエーション豊かです。
 
今年は何と、清水寺も修復工事中。
 
古都の息吹を残すためには、きめ細やかなメンテナンスがかかせないのだ、と
再び実感します。
「清水の舞台」に高く高く組み上げられた足場で力いっぱい杭を打つ大工さんに
遭遇!誰かの勇気と尽力が、私たちの文化を支えているのですね。
明日の自主研修でも、こんな「お陰様」に出会えるでしょうか?
 

戦争を体験した方々が少なくなり、人と人とが争い、傷つけ合うことのおそろしさを
経験した人が、日本という国では稀な存在になっている今。
そんな今だからこそ、噛み締め直したい言葉が、平和記念公園には刻まれています。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰返しませんから」
それぞれに抱く思いとともに、妻中生たちは平和公園から1日目の宿泊先に向かいました。

 
 
夕食をいただいた後は、被爆ピアノ講話とコンサート。
ちょっぴり疲れ気味の生徒たちでしたが、いざピアノの音が聞こえ始めると、
だれもが美しい調べに聞きほれてしまいます。
「今日感じたことを、周りの方に伝えることで,平和の種を蒔いてください」

演奏してくださった方からのメッセージに、改めて自分達のできることは何なのか、を
考える夜となりました。
 
2日目は曇り空。午前中は呉の散策でスタートです。
 
 
大和ミュージアムでは、若くして戦死された方々の遺書や遺品を目にし、ここでも
平和の大切さを分かち合いました。
午後は再び平和公園に戻り、今日は平和ガイドの方と公園内の石碑巡りをしました。
このあとは、いよいよSGH認定校・広島女学院を訪れ交流会です。
 
 
 

中学二年生の環境学習旅行2日目。

 

 

今朝も早くから起床し、朝食をとります。

 

 

 

朝食バイキングには、白いご飯だけでなく新潟の米粉でつくったパンも。

生徒に大人気のメニューでした。

 

 

朝食をとった後は、各クラスごとに食体験会場に向かいます。

 

 

体験メニューは新潟の郷土料理がメイン。

 

馴れない手つきで四苦八苦しながらも、地域のインストラクターさんの御指導にしたがって進めていきます。

 

 

まずは笹寿司。

笹を皿のような形にして、ごはんを詰めて具を載せていきます。

 

 

 

 

山菜の天ぷらは、なんと山菜の収穫からスタート。

 

 

 

 

こちらは蕎麦です。

なかなか同じ幅で刻んでいくのは難しいようで・・・。

 

 

 

 

デザートには、新潟のおやつ「あんぼ」も作りました!

 

 

 

 

なんとかすべての品が完成、実食です!

 

やはり、自分たちでつくった料理の味は格別ですね。

 

 

 

 

今日の午後からは、3~5人のグループに分かれての農村生活体験(民泊)です。

 

 

 

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