妻中便り

St. Andrew’s Seminar #6: The last day of the week

Today is the last day of this first week at SACC.  All the people look happy and relieved today, Friday.  Students look as fine as the sky.  Everything goes well so far.  Also the school has the purple day event today, and many people wear something purple, showing their attitude to help Cancer Council's activities.  By the way, the construction of All Saints' Theatre has been completed, and the opening show started yesterday.  It's "Godspell," really exciting, funny, and authentic show.

 

今日もケアンズは晴天、そして生徒たちも元気です。

今日は金曜日、SACCは土日休みなので、今日が終われば待ちに待った週末です。

金曜日のキャンパスはなんだか少し空気が軽く、生徒たちの表情も明るい気がします。

今日も生徒はバディと一緒に一日中授業ですが、

有志生徒にバレーボールを指導しているMr. Hoffmeisterのお誘いがあり、

昼休みに希望生徒はバレーボールの練習に参加できます。

 

「有志生徒にスポーツを指導」という点はそのまま日本の部活動にも当てはまりますが、

実態は全く異なります。

SACCの部活動の全体を把握しているわけではありませんが、話を聞く限り、

例えばこのバレーボールの場合、練習は主に昼休み、放課後は週一回ほどで、

もちろん休日の練習はありません。

この辺は熱の入り方によってもちろん少し異なりますが、

せいぜい放課後週2、3回くらいの練習で、あとは生徒によっては学校外のクラブチームで活動するという形になるようです。

大会などはありますが、大会の開催は平日がメインで、

その場合参加生徒たちはもちろん公欠になります。

スポーツも学校活動なのだから学校の営業日に行うべき、という考え方でしょうか。

日本の部活動の是非とか学校教員の働き方改革とかそういう話とは別にして、

生徒と教員のいずれにとっても、

部活動を「私生活や人生を賭けた」形にしないというのであれば、

必然的にこういう形にならざるを得ないということは間違いありません。

ただその辺は文化全体の問題でもあります。

その部分だけ輸入して片付くということはないでしょう。

ちなみに、むしろ文化系の課外活動の方が少なくともここSACCでは生徒と教員を拘束しているように思えます。

その結果の一つとして、新設された講堂のこけら落とし公演、

演目は"Godspell"というミュージカルでしたが、本当に本格的で素晴らしいものでした。

手間暇をかけて作り上げたものにはやはり価値があります。

それはどの国においても変わらないとわかります。

 

 

話を今日のことに戻しますが、

今日はクイーンズランド州のcancer councilというガンに関する研究・啓発活動を行なっている組織の活動支援の一環として、

パープル・デイというイベントが行われています。

生徒たちは何かしら紫色のものを身につけて登校し、活動をアピールします。

lunch timeには屋台が出て、そこで買い物をするとそれがfundとして組織の活動費に回る、

そんな仕組みになっているようです。

 

 

本校の生徒たちも何人かはホストファミリーの協力を得て、

それぞれの形で、紫のものを身につけていました。

 

 

さあ週末です。生徒たちはどんなところへ旅立って行くのでしょうか。

来週月曜日にまたこのブログでお会いしましょう。

 

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