国語科
国語科

育てたい生徒像
言葉は単なる意思伝達の道具ではありません。豊かな自己を確立するための礎として、生涯つきあい続ける、大切な存在です。これから生きていくなかで、他者とのつながりを円滑にし、社会の中に自己の存在をしっかりと位置づけるために、言葉に対し、興味や関心を強く持ってほしいというのがわたしたちの願いです。
大学受験対策だけに目的を定めず、自己の意見、心情を的確に表現できる力、他者の意見や心情を正確に理解する力を養い、積極的に他者と情報・意見を交換しようとする姿勢を育て、「話す」「書く」という表現分野、「聞く」「読む」という理解分野のどちらにおいても的確かつ効果的な運用ができるよう、6年間じっくりと時間をかけて指導します。
STEP 1 中1・中2[基礎期]
話し言葉と書き言葉の違いを学び、正しい言葉遣い・正しい表記を身につけます。
多種多様な文章に触れるなかで、さまざまなものの見方や考え方を知り、自らの考えを深めていきます。文法事項では、この期間に口語文法の学習を行います。また、中学2年次からは文語文法や漢文句法の基礎も学びます。
STEP 2 中3・ 高 1[充実期]
近現代の文章により多く深く触れながら、古典の学習も幅広く行います。
名句・名言・故事成語の音読・暗唱を実施し、古文・漢文のリズムを体得します。生涯にわたって日本語に親しんでいくための、深い思考力と積極的な表現力を鍛えます。
STEP 3 高2・ 高 3[発展期]
大学入試を見すえた演習形式の授業を取り入れ、論理的に読み・書く力、思考しながら聞く力、積極的に話す力をより一層伸ばします。
実際の入試に備え、小論文対策の個別指導も行います。
大妻中野での取り組み
- 作文コンクール
各学年ごとに、外部作文コンクールに応募する。
2024 年度応募分の入賞実績
| 第21 回全日本年賀状コンクール | 版画部門 奨励賞 |
| 第74 回「社会を明るくする運動」 中野区推進委員会主催作文コンテスト | 中野区推進委員長賞 |
| 第6 回おおぞら全国中学生 「なりたい大人作文コンクール」 | 入選 |
| 第22 回高校生ふくし文化賞 エッセイコンテスト | 入選2名、佳作3名 ※「優秀学校賞」も同時受賞 |
- 漢字検定および漢字テスト
STEP1で漢字検定3級、STEP2で準2級、STEP3で2級を目指し、そのレベルに達するための全校一斉漢字テストを年2回実施 - 文章検定
高校1年次2学期に受検、全員が3級合格を目指す。
教科担当からのメッセージ

「日頃から言葉に親しもう!」
分からない言葉や漢字に出会ったら、国語辞典や漢和辞典を引いて調べ、自分の知っている言葉や使える言葉を増やしましょう。その際、漢字を正しく使えるよう、繰り返し書いて練習したり、声に出して読んだりすると良いでしょう。また、やや内容の難しい文章や新聞記事にふれ、知的好奇心を養いましょう。好奇心旺盛に言葉と親しもうとする姿勢を忘れないでください。