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グローバル

グローバル人材育成教育学会@金沢工大 – 成果発表!

3月1日、石川県金沢市の金沢工業大学で開催された「グローバル人材育成教育学会2025年度大会」において、本校生徒が、文部科学省事業WWL(World Wide Learning)拠点校として英語による発表を行いました。

今年度の大会テーマは “AI時代のグローバル人材育成(Global Competence Education in the AI Era)” です。 AIの急速な普及により、語学力や異文化理解に加え、情報の真偽を見極め、他者と協働しながら複雑な課題に向き合う力、そして倫理的に判断する力がこれまで以上に重要になっています。大会では、そのような時代に求められる「人間ならではの力」をどのように育成するかについて、教育実践と研究の両面から議論が行われました。

シンポジウム「高等学校におけるグローバル・コンピテンシー育成:WWL校の取り組みとその成果」では、服部孝彦先生(本校教育顧問、大妻女子大学名誉教授、文部科学省WWL企画評価会議委員)の進行のもと、WWL拠点校3校がそれぞれの教育実践と探究成果を紹介しました。

本校からは高校3年生の 脇碧彩さん、松下紗都さん、小林万里子さん、笹倉萌恵さん、竹村心春さん、杉田遥さん が、 “Legacy of Otsuma Nakano Global Leaders Course: Beyond School Learning” をテーマに英語発表を行いました。教科横断型探究学習、大学連携授業、模擬国連、社会課題に取り組むプロジェクト活動などを通して、学校内外で学びを広げてきた歩みを紹介しました。

本校のWWL連携校である大阪の清教学園中学校・高等学校からは、4名の高校1年生が “How Can the Middle-Income Trap Be Overcome?: Exploring Africa’s Future through Social Welfare” というテーマで探究成果を発表しました。アフリカ諸国の経済発展と社会福祉の関係に着目し、中所得国の停滞という国際経済上の課題を多角的に分析した内容で、英語による論理的な展開が印象的でした。

本校と同じくWWL校である金沢大学附属高等学校からは二つの探究発表が行われました。 2名の高2生の協働探究による “Reconsidering Awareness Campaigns to Counter Gender Bias” では、ジェンダーバイアス解消のための啓発活動のあり方を再検討し、社会への働きかけを探究しました。 さらに、 高2生、2名のチームは “The Lacquerware Revolution: Defying Mass Consumption through Wajima-nuri” という輪島塗を題材に大量消費社会への問い直しを行い、地域文化と持続可能性を結びつけた発表が行われました。

発表後の質疑応答では、大学研究者や教員から各校の生徒に対して具体的な質問が寄せられ、それぞれが自らの研究内容や実践を、根拠をもって説明しました。同じWWL校であっても、地域性や学校文化によって探究の視点や方法に違いがあることが明確になり、互いの実践を比較しながら学ぶ貴重な機会となりました。

WWLに取り組む3校が同じ場で発表したことにより、WWLが目指すグローバル・コンピテンシーが、各校で異なる形で育まれていることが共有されました。本校生徒にとっても、自校の強みである英語による発信力や大学連携の学びを再確認するとともに、他校の研究性の高い探究や地域課題への深いアプローチから新たな刺激を受ける機会となりました。こうした相互交流を通じて、探究活動をさらに社会に開き、学びを次の世代へ継承していく意識が高まりました。

本校の参加生徒を紹介します。 

① 金沢工業大学で行われたグローバル人材育成教育学会に、WWL校の成果を発表するメンバーとして参加し、昨年度の探究学習から発展させた「難民カフェ」の取り組みについて発表しました。活動から得た学びや今後の展望を、他校の生徒や先生方、大学教授の方々に伝えることができ、とても貴重な機会となりました。清教学園高等学校や金沢大学附属高等学校の発表では、生徒主体でバラエティーに富んだ活動が印象的で、「自分も参加してみたい」と感じる内容ばかりでした。また、他校の生徒と学校の特色について交流できたことも大変印象に残っています。さらに、スリランカの日本人学校の発表や、生成AI時代の言語に関する大学教授の研究発表にも触れ、普段の学校生活では得られない新しい視点を得ることができました。

② 今回の金沢工大での学会プレゼンテーションは、これまでで最も楽しみながら取り組むことができた発表でした。学会で発表するのは初めての経験であり、とても貴重な体験となりました。同年代の学生と交流する機会もあり、大きな刺激を受けました。特に、清教学園高等学校の生徒が初めて英語で発表に挑戦している姿が印象的で、一生懸命に伝えようとする姿勢に感動しました。私自身も発表の中で「新しいことに挑戦する大切さ」について触れましたが、その姿を見て、さらにさまざまなことに挑戦していきたいと感じました。これまでの経験を振り返りながら発表する中で、自分の活動が将来とつながっていることを実感し、自分自身の成長を改めて感じる機会にもなりました。

③ この学会では、高校生活を通して取り組んできた活動について、WWL校の代表として成果発表を行いました。学会というプロフェッショナルな場での発表に大きな責任を感じ、緊張しながらも準備を重ねました。 発表では、大妻中野での英語・フランス語の授業、課外活動、模擬国連やTEDxYouth@OtsumaNakanoでの経験を紹介し、その学びが自分の成長につながっていることを伝えました。特に、「Refugee Café」の取り組みでは、日本の難民に対する偏見をどう取り除くかをテーマに、具体的な解決策を提案しました。他校の発表からは、それぞれの学校の特色や地域性を生かした探究の進め方を学び、教育の多様性を実感しました。今回の経験を通して、新たな視点を得ることができました。

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