グローバル
名古屋国際中学校・高等学校 – WWL高校生国際会議に参加
【WWL活動レポート】名古屋国際中学校・高等学校「高校生国際会議」 に参加
本校は、WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の拠点校として、国内外の多様な学校・機関・企業との連携や様々なプログラムへの挑戦を通じて得られた成果を活かし、校内の探究的なカリキュラム開発に繋げるする取り組みを進めています。
その一環として、WWL拠点校である名古屋国際中学校・高等学校が主催する「2025年度 高校生国際会議」に、本校代表の高校生6名がオンラインで参加しました。 本会議は2025年12月23日に、中日ホール&カンファレンス(名古屋市中区栄)を会場とし、対面とオンラインによるハイブリッド形式で実施されました。
テーマは「情報社会をどう生きていくのか―オールドメディアとニューメディア、ファクトチェックの必要性―」情報が氾濫する現代において、私たちがどのようにメディアと向き合い、情報を選び取り、発信していくべきかを考えることが目的です。本校は首都圏から唯一の参加校となり、全国および海外からの高校生とともに、基調講演およびグループディスカッションを通して活発な議論を展開しました。
基調講演では、株式会社中日新聞社 国際部部長の岩田仲弘氏による「新聞報道の社会的役割と責任」、およびル・モンド紙東京特派員Philippe Mesmer氏による「国際報道の歴史と意義(ミッション)」が行われ、メディアの公共性、影響力、そしてジャーナリズムの役割について多角的な視点が提示されました。その後のグループディスカッションでは、「ニューメディアとオールドメディアのメリット・デメリット」「情報の信頼性の判断」「生成AIの影響」などをテーマに、異なる地域・背景を持つ高校生が意見を交わしました。

本校の生徒たちは、専門的な講演内容に真摯に向き合い、自らの経験や日常のメディア利用と結びつけて議論に参加しました。特に、メディアリテラシーの重要性、ファクトチェックの必要性、情報発信における責任、生成AIの社会的影響、そして多様な視点からの批判的思考を深めたことが大きな成果でした。また、国内外の高校生との交流を通して異なる視点に触れ、視野を広げる貴重な機会となりました。
本校の参加生徒の振り返り(要約)を紹介します。
高3 Tさん(本校アメリカ留学経験生徒)
メディアの影響力と責任について強い問題意識を持ち、フェイクニュースや有名人の発言の拡散力を具体例に議論しました。 グループ討議ではメディアの利点とリスクを整理し、メディアリテラシーと責任ある発信の重要性を再確認し、世界の高校生との対話を通して多様な視点を得たことが最大の成果だと思います。また、高3生として参加したこともあり、他校の生徒さんからの大学受験、進路相談を受けたことで、自分の経験が、学校の外にも共有されて、役立つことを実感したのが、うれしかったです。
高2 Mさん(本校カナダ留学経験生徒)
初めて、高校生国際会議に参加しました。メディアが「外交手段」から「グローバル産業」へと変容した歴史を学び、生成AIがメディアに与える影響を深く考察することができました。 情報の影響力の大きさを実感し、ファクトチェックと責任ある発信の重要性を認識。進路に関わらず現代的視点で社会と関わりたいと考えるようになりました。
(English gist: learned media history, reflected on generative AI’s impact, and recognized the need for responsible, fact-checked information sharing.)
高2 Sさん(本校ニュージーランド留学経験生徒)
メディアと政治の関係に着目し、アテンション・エコノミーや日本の報道構造を通してメディアの影響力を考察することができました。 生成AI時代のファクトチェックの必要性を認識し、「客観性」も一つの主観であることに気づき、多角的視点の重要性を学びました。

高1 Iさん(本校シンガポール帰国生生徒)
日本の報道自由度の課題や記者クラブ制度、広告依存構造を知り、情報の背景や仕組みを問い直す姿勢を得ることができたと思います。 これからは、情報の単なる受信者ではなく、批判的に情報を読み解く主体になる必要性を実感しました。
(English gist: realized structural factors shaping media, and committed to a more critical, multi-perspective approach to information.)
高1 Kさん(本校フランス留学中生徒)
AI加工画像やメディア表現の違いに関心を持ち、情報の客観性を再考するきっかけとなりました。 異なる媒体による表現の差異を学び、複数の情報源に触れ、論理的に判断する力の重要性を理解することができました。
(English/French gist: learned the importance of impartiality and critical evaluation of information in the AI era.)
高1 Mさん(本校ドイツ留学中生徒)
「政府なき新聞より、新聞なき政府」という言葉から報道の自由を考察する体験になりました。 ニューメディアとオールドメディアの利点・課題を比較し、人によってメディアの使い方が異なることに気づきました。情報の受け取り方の多様性を理解し、視野が広がったと思います。
(English gist: reflected on press freedom and recognized diverse ways people access and interpret information.)
本会議を通して、生徒たちは単に知識を得るだけでなく、「情報とどう向き合うか」という現代社会の根幹に関わる問いを自分事として捉えました。この学びは、今後の探究活動や進路選択、そして市民としての判断力を支える重要な土台となるものです。
