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妻中便りグローバル

フランスから大妻中野へ - フランス人留学生と共に学ぶ3週間 – 2025年度 コリブリ、フランス人受け入れプログラム(10月~11月)実施レポート 

本校は、フランス語を第2外国語として正規の教育課程に位置づける複言語教育校として、長年にわたり国際理解教育と地球市民の育成に取り組んでいます。フランスへの1年留学・ターム留学制度をはじめ、日常の教育活動の中で、言語を「学ぶ」だけでなく、「使い、他者と関わる」学びを重視してきました。 

その一環として、本校はフランス政府後援の日仏高校ネットワーク「コリブリ(Colibri)」に加盟しています。コリブリは、在日フランス大使館文化部の管轄のもと、日仏の高校生・教員・学校間の交流を促進し、相互理解とフランス語教育の発展を支えるネットワークです。現在、日本29校、フランス34校が加盟しており、本校もその一員として積極的に交流を推進しています。 

2025年度は、Lycée Saint Louis(ロリアン)、Lycée Notre-Dame(シャルトル)、Lycée Campus Scolaire de Coulommiers(クロミエ)より、3名のフランス人高校生を迎え、本校生徒の家庭でのホームステイを通した3週間の受け入れを実施しました。留学生たちは校内で、「フランス人から見た日本の社会・文化」をテーマにプレゼンテーションを行い、生徒たちは日常の学校生活や対話を通して、多角的に日本文化を見つめ直す貴重な機会を得ました。 

この交流は、言語学習にとどまらず、異文化を尊重し、違いを対話によって乗り越える力を育む実践的な地球市民教育として、大きな教育的成果をもたらしました。 

ホストスチューデントの本校生徒の振り返り(抜粋・要約) 

ホストスチューデントA 

フランス人留学生と生活を共にする中で、文化や価値観の違いを実感しました。最初は英語でのコミュニケーションに戸惑いましたが、簡単な表現やジェスチャーを工夫することで気持ちが通じ合う喜びを感じました。この経験を通して、言語を学ぶ目的がより明確になり、将来の留学に向けてフランス語や英語をさらに深めていきたいと思うようになりました。 

ホストスチューデントB 

生活習慣や考え方の違いに最初は不安もありましたが、毎日の暮らしの中で新しい発見が続き、異文化への理解が自然と深まりました。同じ出来事でも捉え方が異なることに気づき、対話を重ねることで互いの距離が縮まっていく過程はとても印象的でした。文化の違いは壁ではなく、自分の世界を広げてくれるものだと実感しています。 

ホストスチューデントC 

留学生を迎える立場として、相手が安心して過ごせるよう常に考える経験は、自分自身の成長につながりました。時には意見の食い違いもありましたが、話し合いを通して理解し合うことができ、言葉の壁を越えた信頼関係を築くことができました。この3週間で得た学びは、今後の国際交流や学びへの姿勢に大きな影響を与えてくれると感じています。 

本校は今後も、フランス語教育と国際交流を柱に、生徒一人ひとりが多様性を尊重し、世界と主体的につながる力を育む教育を推進してまいります。 

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