SDGs IN OTSUMA NAKANO大妻中野での取り組み

中学1年生

大妻中野中学校へ入学して初めての学校行事であるオリエンテーション旅行へ出発!山梨県の西湖の大自然の中、2泊3日を過ごしました。(残念ながらほとんど雨でしたが・・・)
学年・クラスの親睦を深めながら、妻中生としてのルールを学びつつ、ホテルの方から幻の魚である「クニマス」の生態、人工林の活用法や森をめぐる問題についてのお話を受けて、「人と自然の関係を考える」をテーマにポスターセッションにも挑戦しました。地理の授業で学んだSDGsに関する知識をベースに、特に気候変動や自然災害などの"私たちが直面している課題”をSDGsのゴールに絡めながら、まずはグループで興味のあるテーマを選びました。環境や自然など地球を守りながら共存していくために感じた疑問・課題からグループで仮説を立て、調べて検証し、工夫を凝らしたポスターができあがりました!発表までの準備時間は2時間程度と限られた時間となりましたが、発表する際のポスターの工夫や、発表を聞く側の姿勢など多くのことを学ぶことができました。
今回の文化祭発表では、オリエンテーション旅行での学びを活かし、17個のSDGsにテーマを広げ個人でのポスター作成に取り組んでいます。

中学2年生

「課題先進国」日本に生きていく上で、それをどのように解決するかというアイデアを出す力が求められていきます。社会科の総合の時間でソーシャルデザインとアイデアの出し方を座学で学び、「社会課題とは何か」「それは本当に『課題』なのか」「解決するためには何が必要か」ということをブレインストーミングや、マインドマップを通じて学んでから環境学習旅行に出かけました。
新潟県での環境学習旅行は3年ぶりでした。滞在した津南町周辺の地域は大地の芸術祭【越後妻有アートトリエンナーレ】の開催地となっており、里山の田園風景とアートを組み合わせたさまざまな作品を見ることができました。日本三大峡谷の1つである清津峡と人工物のトンネルの見事な組み合わせ、廃校になった小学校を活用した空間絵本など、地域を活性化し、人を集めるためのソーシャルデザインの実践例を直接見て、持続可能なコミュニティづくりのノウハウを学ぶことができました。また、多くの緑に囲まれて、みんな泥だらけになりながら、米作りの本場新潟で田植え体験も実施しました。
これらの経験を生かして、文化祭では各クラスそれぞれの形で「持続可能な社会」について提案していきたいと思います。

中学3年生

中学3年生では、5月に広島での「平和学習旅行」を実施しました。コロナ禍につき 入学後3年目にして初めての宿泊行事を経験することになった生徒たちは、一人一人が「平和な世の中を創るために必要なことは…?」という問題に対して、真剣に向き合って考えているようでした。そして、何よりも、事前学習の時とは異なる「現地での生きた学習」を経験できたことが一番の宝物になったことと思います。 また、今年度、毎週土曜日の朝学習に「読売新聞 ワークシート通信」を使用して、SDGsについての考えを深めていく学びを実践しています。この日は、「2022年6月10日 読売新聞ワークシート通信」を活用して、SDGsアイコン№11「住み続けられるまちづくりを」№16「平和と公正をすべての人に」について、一人一人考えました。
様々なテーマの新聞記事を読み、話し合うことで、より深い理解に繋げる。そして、将来の持続可能な社会の担い手として、「ジブンゴト」として現代社会の問題点に目を向けて考える姿勢を身につけていくことを目標に積み重ねていく毎日です。

高校1年生

高1でGlobal Study Tour(高2修学旅行)に向けて様々なプログラムを実施していきます。中学時代にも SDGs について学んできていますが、改めて自分が生きていく未来の社会を想像し、どのような力が必要となるか、世界の一員として自分がすべきことは何か、などを考え、未来の自分像を創造していきます。
4月の1回目では「わたしの行動が世界を変える」、「世界をつくるのはわたしの行動である」ということを学びました。7月はその2回目として自分が学びたい学問とは何かを考えるプログラムでした。SDGs の17のテーマと大学での学問領域について概観することで大学選びに繋げていこうというもので、自分自身の興味関心と大学の学びはどのように結びつくのかなどを考えました。講師の先生に対して SDGs そのものについて、またそのあり方、大学や企業などの取り組み方などについて鋭い質問を行っていました。



高校2年生

二年前は広島、昨年は長崎へとそれぞれ平和学習旅行を企画しましたがいずれも中止になり、今年5月、三年ぶりの校外学習として北海道へのGlobal Study Tourを実施しました。
初日の午後は「ウポポイ民族共生象徴空間」にて、アイヌ民族の歴史を学びました。日本で暮らしている日本人は「民族」を意識することが少ないのかもしれません。しかし実際は、日本にも少数民族がいて、差別や調和の歴史もあったということを学ぶことができました。
二日目午前はグループに分かれて町・企業の環境への取り組みや酪農について学びました。ニセコはSDGs未来都市に選定されており、町全体が持続可能な生活空間を目指しています。現地の人たちの仕事や暮らしに触れながら、SDGsを意識した生活を実感することができました。
二日目午後の西山火口散策や三日目のアウトドアアクティビティを通じて、東京では味わえない広大な自然の中で、「自然」という抽象的なものを生徒一人一人が形作ることができたのではないでしょうか。 人権・産業・環境についての学びを得たことにより、今後一人一人が何を意識して生活するか、自分の進路にそれをどう繋げていくか、今回のGlobal Study Tourがそのきっかけとなることを望みます。

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