妻中便り

保護者対象講演会を開催 「わが子を幸せに導く哲学-未来のわが子に会いに行く」

 2月16日(土)の午後、今年度第2回目の保護者対象講演会が、本校にて行われました。これは本校の保護者の組織である父母後援会が主催するもので、毎年2回、保護者の方を対象にして行っています。

 今回は、大妻女子大学社会情報学部の高野成彦准教授を講師にお招きし、「わが子を幸せに導く哲学 ─ 未来のわが子に会いに行く」という論題で、子どもの幸せのために親ができること、子どもへの接し方を考える内容でした。特に思春期の子どもへの関わり方について、大学生の就活で求められる力を一つの視点として、改めて考え、学ぶことができました。講演だけではなく、参加型のワークショップも体験できました。

 参加された保護者は、新進気鋭の教育学者でいらっしゃる高野先生の問いかけに深く頷きながら、「子どもはかくあるべし」、「親はこうすべし」といった「義務・必要」の点から子どもに接するのではなく、刻々と変化し、成長していく子どもたちの理想的な姿を、必然的な姿としてイメージしていくことの大切さについて、様々な角度から考えていきました。

 高野先生の優しく、深く、語りかける姿に、参加した保護者は、時には笑いながら、時には涙ぐみながら、大きな感銘を受けたようです。講演の最後に、保護者の代表の方がお話しされた、「この講演は、子どもに接する上で本当に必要なことを考えさせられる名言に満ちた素晴らしい講演でした」という言葉に、参加された保護者の気持ちが代弁されていたと思います。

 大妻中野では、保護者の方のリクエストに合わせて、こうした保護者を対象にした活動を行っております。本校は子どもの成長と幸せのために、「保護者との協働」をこれからも大切にしていきます。

 

2月16日(土)高野成彦先生の講演の中から

・ 「タイムマシンに乗って、25歳のわが子に会いに行ったとしたら、どんな外見でどんなふうに、誰とどこで、何をしてすごしているでしょうか?ビデオでその光景を映し出すように思い浮かべて下さい。」

・ 「予言の自己成就」                

・ 「解決志向ブリーフセラピー」

・ 「今どきの就活」                  

・ 「エントリーシートの質問例」

・ 「社会人基礎力」                  

・ 「就活がうまくいく子の親がしている習慣」

・ 「親も自己分析をしてみよう」           

・ 「モチベーション3.0」

・ 「思春期の発達にブレーキをかける勘違い」     

・ 「愛され力」+「自立力」=「幸福力」

2013_02_16_講演_大妻女子大_高野先生_資料ダイジェスト

一覧へ戻る