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セントアンドリュースセミナー No.2

セント・アンドリュース・セミナー  2日目です

今朝は気温16度。風が少し冷たい朝でした。なんといっても南半球は冬です。でもきれいに晴れ上がり、すがすがしい朝になりました。オーストラリアは朝の早い社会です。早朝から街中で、ジョギングをする人多いですね。 アーリー・バードはやっぱり人生においても相対的には得をしているのかな、と少しの後悔と反省をしながら考えてしまいます。

セントアンドリュースも、朝の早い学校です。85分には先生方の出欠確認。810分には朝のミーティングです。生徒たちも、全員、時間に遅れず元気に登校してきました。さすがに昨夜は疲れていたようで、ホストファミリーにしっかり意思表示をして早めに休んだようです。よしよし。そのおかげで眠そうな顔ながらも、張り詰めた表情ではなく、リラックスしたいつもの学校でみせる表情になっていました。順応性が高いのはとても重要なことですね。ランチタイムもホストシスターやその友達と一緒にカンティーンから買ってしっかりと楽しそうに食べていました。

セントアンドリュースはとても広い学校です。ここはいわゆる中学・高等学校の中等教育だけではなく、小学校、幼稚園まで併設しています。創設以来8年の新進気鋭の私立学校です。ケアンズ郊外だけでなく他のところからも、この学校に入りたくて移り住んでくる人もいるぐらい地域社会では高い評価を受けているようです。地域や保護者とのかかわりを学校経営計画に重点項目として織り込んでいることからも、しっかりとした学校の姿勢が伝わってきます。保護者が学校に対してポジティブな姿勢をしめしているのは、こうした取り組みがきちんと評価されているからだと思います。

生徒たちは、セントアンドリュースのホストシスターの授業に一緒にでるのに、少しずつ慣れてきたようです。11年生(高2学年)の「日本語」の授業に本校の2名の生徒が参加しました。この授業の選択生徒は4名。その中に本校の生徒が2名一緒で計6名の授業です。先生は日本人の方。日本語の中に英語をサポートとして使いながらの授業。日本語をとにかく話させる授業です。セントアンドリュースの日本語選択生徒は、日本語ネィティブがとなりにいるのでかなりドキドキしています。自分の日本語が日本語ネィティブに通じるか、自信ないんだよね、という感じでついつい英語で話したりしてしまいます。その度に先生から「日本語で!」の注意が飛びます。日本の学校で英語ネィティブの先生に教わっている生徒とそっくりそのまま。言語が入れ替わっただけの様子です。おもしろいですね。日本語と英語を相対的なものとして、さらには“文化”をも対称的な感覚で捉えることが、本質的な意味での国際性だと思います。こうした視点で考えると、こうした授業体験は、セントアンドリュースと本校の両方の生徒にとってとても意義深いことなんですね。

明日は、土曜日。学校はお休みですが、ホストシスターと一緒に動物園へエクスカーション。人間がお休みする分、コアラが一生懸命働く時みたいです。コアラにしてみれば、やれやれという感じなのでしょうね。いずれにしても楽しみです。

                            引率 水澤 孝順

セントアンドリュース校のキャンパス 広いです

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グランドは草食恐竜も飼えますね ランチタイムのひとコマ

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