大妻中野中学校・高等学校では、今年で２０年目を迎える「帰国小学生英語保持講座」を毎週土曜日に無料で実施しています。 この講座は、本校のアメリカ人専任教諭が、帰国小学生の英語力の保持・伸長のために本校の帰国生英語教育の取り組みの知見を生かして行っているものです。 楽しいアクティビティとアカデミックなトピックのリーディングやディスカッション、英語プレゼンテーションを行っています。

５月２４日（土）（ １１：５０ –１２：４０＠ 本校英語室）、JOESの英語保持教室でもおなじみの言語学博士・大妻女子大学名誉教授、東京大学大学院講師、本校教育顧問の服部孝彦先生 による特別授業「語彙力アップによる英語力アップ」を行います。

この講座受講生とその保護者が対象ですが、受講生でなくても参加できます。 参加希望の方は、保護者・お子さんのお名前、現在の在籍小学校、学年、メールアドレスを記したメールで本校グローバルセンターまでお申込み下さい。 この授業は対面授業ですが、オンライン（ZOOM）参加も可能です。

申込先：global@otsumanakano.ac.jp 締切：５月１７日(早めの申込をどうぞ)
「語彙力アップによる英語力アップ」特別授業（小学生と保護者一緒にどうぞ）

詳細は、以下添付を参照ください。

2025_帰国小学生英語保持講座_服部先生特別授業_250413

この授業では、語彙力を向上させるための同義語と反意語を一緒に学ぶ方法を服部孝彦博士が紹介します。語彙の習得については、応用言語学の中の第二言語習得論とよばれる分野において、これまで様々な研究が行われてきました。英単語は1つ1つ覚えるよりも、同義語と反意語をセットにして関連させたほうが記憶に定着しやすいことが、科学的に証明されております。英語の同義語と反意語を学ぶことから語彙の構築をするのは効果的な学習方法です。例えば、happyの同義語や反意語を体系的に学習することで、学習者は単語の意味範囲をより深く理解し、語彙知識が実践的に活用できるようになります。また、この方法は、学習負担の軽減と学習効率の向上にも寄与すると考えられています。
第二言語習得と喪失研究の第一人者である服部孝彦博士の指導で、帰国生は自然な形で、楽しみながら語彙力向上を目指した学習をします。親子で参加することにより、家庭内での学習環境も整えられ、子どもたちが持続的に英語力を身に着けることができる仕組みを構築することが期待されます。この手法は、従来の英単語暗記に比べ、より深い理解と長期記憶の形成を促すため、英語教育における効果的な学習法として注目されています。