WWLプログラム グローバル・キャリア・セミナー 2回にわたって実施!
WWLプログラム グローバル・キャリア・セミナーを2回にわたって実施しました!
グローバルな視点で、様々な課題に取り組み、自身のキャリアを切り開く力を身に付けるために、本校のWWL取り組みの一環として、特定非営利活動法人国際社会貢献センター(ABIC:Action for a Better International Community)と連携して、2回にわたってABICグロ―バルキャリアセミナーを実施しました。 ABICは、商社などを中心に国際的なビジネスや活動に従事した経験豊富な方々による社会貢献を支援する人材バンクです。
1/29(水)に実施した第1回のセミナーでは、高3生の進路決定生対象に 「グローバル時代を生き抜く女性のキャリア形成 – VUCA時代に自分の道を自分で切り開く力~」 というトピックで、自身で、働く女性を支援するビジネスを起業されている方を講師として行いました。ご自身で、働く女性支援&子ども向けのグローバル人材教育業を起業された女性から、高校時代、大学時代、大学院と3回の留学を経験されて、企業勤務から自身で起業されたことを振り返り、高校を卒業する高校3年生に向けてのセミナーで、白熱した議論のやり取りとなりました。
参加した高3生の振り返りを紹介します –
近年の日本社会では男女平等について様々な政策や制度の改革があるけれど、いまだに社会に出たら女性が困難な場面に遭遇することが多いということを学んだ。 女性がキャリアを積むには、そのような制度や改革をただ待つのではなく、自分自身で道を切り開き継続してキャリア形成をすることが必要だと言うことがわかった。 終身雇用制度が廃止されていきパフォーマンスが重要視されてきている現代の社会において、グローバルな視野・先見性、論理的な思考力、物事の本質、背景を分析する力、教養が大学生のうちに習得するとよく、女性のキャリア形成にはスキルセット、希望する職種に求められるスキルや経験、行動力、問題解決能力、一歩踏み出して挑戦する勇気が大切だということも学ぶことができた。
女性がもっと活躍できる社会を実現するために、自分にできることを考えたいと思いました。将来結婚や出産といったライフイベントを迎えても、自分のキャリアを諦めずに続けられる環境を整えることが大切だと感じました。そのためには職場の制度やサポート体制を知るだけでなく、自らも柔軟な働き方を模索し周囲と協力しながら働く力を身につける必要があると思います。また、家庭と仕事を両立している先輩女性の経験を学び、実際の働き方の工夫や考え方を吸収していきたいです。社会全体で多様な働き方を認め、男女問わず誰もが活躍できる環境を作るために、私自身も行動していきたいと感じました。
2/22(土)に実施した第2回ABICグローバルキャリアセミナーでは、第1回とは異なり、総合商社に勤務されている女性講師から、 インターナショナルな場で働き続けるために必要なマインドとスキル、そして、ライフワークバランスという視点でのセミナーです。 対象も中1から高3、そして保護者までオープンなプログラムで 「女性が長期的視点を持って真剣に社会とかかわるために」 をテーマに、女性の生き方を考えました。
セミナーで論じられたのは、男女ともに働くことが当たり前の現代、「女性が長期的視点を持って、真剣に社会とかかわろうとすること」自体が生意気で問題のある考え方として忌避された時代とでは、時代背景が全く異なりますが、世の中の矛盾は完全に解消されたわけではなく、根雪のように残っていること。 特に、女子校に通う生徒たちが、社会に出たときには、学校時代には想像もしなかった弊風に出くわすこともあるでしょうおと。
さらに、セミナーでは、講師が自分自身の体験を通して何を考え(目の前に差し出されたハードルをチャンスとして認識して避けることをしない、その場でベストを尽くす、トラックレコードを意識する等)、どうやって人生を過ごしてきたかのお話となりました。
参加された保護者の振り返りから
貴重な機会をありがとうございました。 先生ご自身の経験された事を先生自身の言葉で話していただきとても説得力がありました。 娘にも感想を聞いたところ、「何に価値観をおいて勉強してその後就職して生きていけばよいのかわからない。実は今混乱している。日々悩んでいる。今日の話しを聞いてさらに混乱してる。でも、この混乱はいい事なんだ。と気づいた。じっくり混乱しよう。」と。
大人になったら悩みがなくなると思っていたようです。今日の先生も悩んで悩んで生きていたと思うよ。死ぬまで悩みは続くよ、大切なのは逃げないで悩みを解決する為に、人に相談したり、勉強したりすることだと思うよ。何よりもその問題に真摯に向き合うことだよ。そして人間は死ぬまで一生勉強勉強!と伝えました。などなど娘と話しました。帰りに『新13歳のハロワーク』を買ってあげました。
参加した高校生の振り返りから
私も世界に関わる仕事、仕事を口実にして海外に行きたいなと思っていたのでとても参考になりました。また、その将来の夢を実現するためにもまずは語学力を伸ばすこと、国際経験を積むこと、その上で新たな価値観を広げたり、自らの冒険心や楽観性を育てていくことを大事にしていこうと思いました。