英語ディベート_高校生パーラメンタリーディベート杯東京大会 2回目のチャレンジ
高校生パーラメンタリーディベート連盟杯東京都大会 2回目の出場 今年も勝利をあげました!
2025年2月9日、筑波大学付属駒場高等学校で行われた第14回日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯東京都大会に、本校チーム(3名の高2生)が出場、今年も勝利をあげることができました。
このパーラメンタリーディベート連盟杯は、国内の即興式英語ディベート高校生大会の中で、最も権威のある大会と見なされており、出場生徒は、国籍や、海外経験の有無などによる規制はありません。 日本の高校に在籍しており、その高校の代表として出場することが参加資格であり、誰でも等しくその英語力とディベート力とチームワークが試される大会です。英語ディベートの形式は、高校生世界大会のものを用いています。
本校では、WWL(ワールドワイドラーニング)拠点校として、グローバルな社会課題について教育活動全体で取り組んでおり、模擬国連(MUNs)やTEDx Youth などと並び、英語ディベートへのチャレンジも盛んにおこなわれています。 こうした積極的に英語を使う環境の中で、英語ディベートへのチャレンジが、特にグローバル・リーダーズ・コースのエクストラ・カリキュラムとして組まれており、この大会を目指して取り組んでいます。
この大会に参加した本校高校2年生の生徒の振り返りをシェアします。
H2 H.S.
今回が初めてのHPDU ディベート大会で、第一ラウンドから相手チームの高度なディベート力に圧倒されました。また、本番当日にお題や対戦校、さらに自分たちが Government Side か Opposition Side かが発表され、準備時間はわずか 20 分です。その限られた時間の中で、3 人で論拠や具体例を考え、整理することが最も挑戦的なことでした。
全 4 ラウンドのうち、私たちは 1 ラウンドで勝利しましたが、どのディベートも自身の成長にとって非常に意義深いものとなったと思います。 その場で勝敗を聞くといった厳しい瞬間もありましたが、ジャッジからの個別評価やコメントを通じて、どのように議論を構築す向上させればディベート力を向上させられるのか、またどのような発言が効果的であるのかを学ぶことができました。 さらに、自分自身の成長にとどまらず、チームメンバーとの絆も瞬く間に深まったと感じています。グループで取り組むディベートだからこそ、お互いに切磋琢磨し、高め合うことで、個々の成長だけでなく、チーム全体の結束力の向上にもつながったのだと思います。 今回の経験を活かし、次回はディベートのスキルをさらに磨いて挑戦したいです。
H2. K.T.
今回のディベートは私にとって初めての体験でした。 先生がこの大会があることを教えてくださった際に、「結果を残さなくてもいい。 参加することがいい経験になる。」という言葉で、チャレンジしました。
私は、この経験から学んだことが数えきれないほどあります。ディベートの本番中に、他校のディベートクラブから出場しているという生徒の方々が、どう彼らの意見をたてて、なぜその意見がより強力であるのかを述べているのを聞いて、彼らの深い考察力に驚かされました。また、自分たちが相手側の反対意見を言わなくてはならない時、限られた時間や自分の持っている英語力をどう使うかという瞬発力と対応力が問われました。
さらに、この空気を味わえたことが本当に貴重な経験だったと思います。様々な経歴を持ったジャッジの方々の、的確で即戦力になるフィードバックをその場でいただくことができたり、有名な東京中の高校から集められた生徒たちの実力を、身をもって知ることができたり、20分という事前の準備時間が実際に大会に出る立場だとどれほど短く感じるかを体感することができたり、自分が知らなかった世界だったこともあって、ずっと圧倒されていました。
結果的に、4ラウンドあるうちの1ラウンドで勝ちをいただいたことや、この大会の一日だけでも出場前と比べて、英語力とディベート力の面で大きく成長できたと感じます。 印象に残ったジャッジの方が教えてくださったディベートの技法のひとつに、「相手の意見をフリップさせる。相手はAが利点であるという。それは確かに間違っていないが、逆にBという問題を引き起こす原因になる。」というふうに、相手の言ったことを逆手にとって、利点となるように聞こえることが、別の立場からそれを考えると弱点として主張できるというものがありました。これは、ディベートだけでなく、今後意見を主張したり、策を考えたりする際に役立つ力になると思います。
最後に、私たちにこの機会を与え、当日もそばでサポートしてくださった先生、一緒に緊張し合って、励まし合ってこの日を乗り越えたチームメイト、私には思いつかなかった考え方を見せてくれた対戦相手の4校の生徒の方々とジャッジの方々に感謝しています。
H2. A. U.
First of all, I highly appreciate this wonderful opportunity. I learned a lot of good things from this experience. I participated in this debate because a friend invited me. I was asked if I wanted to join in, and I thought it would be fun to debate against other schools, so I decided to participate. However, as the debate approached, that careless attitude began to make me feel a lot of pressure, and I felt like giving up many times during the debate.
However, there is a lot I learned through this debate. One of the most challenging things was that the content of the debate was decided on the day. Therefore, we had to look over many various topics in advance. In most cases, we were given homework on current social issues, and social issues were definitely included in the debate on the day. Thanks to this research, I was able to learn about current social issues and how to solve them. I don’t usually watch the news much, so there were many things I didn’t know, and this was a great opportunity to learn a lot.
After the debate was over, the judges gave us their judgement, and they gave us a lot of good advice. Each person gave a different judgement, and then finally, they judged the school itself. With regard to each person’s judgement, we were given detailed instructions on how to speak, how to summarize the content, and what each person should do. I was going to follow this advice and use it in the next debate. Because we didn’t practice enough, we didn’t do well the second time and lost. However, on the third time, we won against the other team! We were so happy at that time.
I received a lot of advice and learned a lot from this opportunity, so I will keep that in mind and try to apply it to various things. I feel a great sense of accomplishment in taking on this challenge and successfully completing it. Looking back, it was a lot of fun! Thank you!