妻中便り

東京都_統計グラフコンクール_東京私立中学高等学校協会長賞を受賞!

大妻中野のカリキュラム・ポリシーは、Challenge – Construct – Create.  教科の知識を広げ、深め、繋げ、探究していく学びから、それを具体的な課題にあてはめ、創造的に考え、行動する学びへと向かいます。授業でも様々なチャレンジに取り組んでいます。その一つとして、数学で取り組んだ「東京都統計グラフコンクール」へのチャレンジで、本校の中学3年生、木村葵さんが「東京私立中学高等学校協会会長賞」を受賞しました。

☛ 東京都の紹介HPです。https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/kidsc/gc-2022/computer-graphics.htm#p0603

木村さんのこのチャレンジの振り返りレポートを共有します。日本語と英語でどうぞ。

私は、学校の授業の一環で「東京都統計グラフコンクール」に取り組み、パソコン統計グラフの部で、「東京私立中学高等学校協会会長賞」を受賞することができました。

このコンクールでは、自らが見つけた課題に関する統計を行い、それらを表やグラフを用いながらまとめたポスターの分かりやすさやテーマの話題性などが評価されます。 私の応募したパソコン統計部門では、いかにパソコンの特性を生かしたポスターであるか、目的に応じたグラフを使っているかなど、レイアウトも重要になっています。私は、日本の企業における働き方改革の現状について調べました。新型コロナウイルスの流行でリモートワークが浸透しているなかで、日本人は現状どのくらい働いていて、実際にどのような改革がされているのかを調べ、ポスターにまとめました。

私は、このプログラムに参加したことで2つのことを学びました。まず、私が調べたテーマである、働き方改革についてより深く知ることができました。学校の授業やニュース番組などで聞いたことはあったものの、それについて深く調べることはありませんでした。しかし、この機会で、自らインターネットや教科書を使って調べたり、グラフで数値化したりすることで、その必要性を強く感じることができました。

また、他人に何かを伝える効果的な方法を身につけることができたと思います。ポスターを作成する中で、どんなグラフが一番適しているのか、どのようにしたら伝えたいことをグラフ上に表現できるのかなど、効果的に伝えるための工夫を考える時間が多かったです。そのため、このコンクールに応募した後は、学校の授業や課題などで「伝え方」にこだわることが増えました。プレゼンテーションの資料を制作するときや、レポートを書くときなど、統計グラフコンクールで培った技術を用いて、相手がわかりやすいような作品をつくれるようになりました。

私は、この経験を今後の高校生活での学習に生かしていきたいです。 例えば、調べ学習などでは、さまざまな資料やグラフを比較して、それらをもとに課題や解決策を見出していきたいと考えてます。 さらに、今後、小論文を書いたり、自分の意見を発表したりする機会が増えていく中で、相手がわかりやすいように説明することを心掛けたいです。これらはすべて、統計グラフコンクールに応募するうえで身につけた知識を活用することで達成できます。このように、このコンクールの結果が私の進路に直接結びつかなかったとしても、日々の学校生活で必ず役に立つと思います。

統計グラフコンクールは、社会で話題になっている問題について向き合い、深く調べるだけでなく、自ら解決策を模索して、それを人に伝えるという段階まで経験することができます。 普段の授業では学べないようなことをたくさん知ることができ、今ではこのようなプログラムに参加できてとてもよかったと思います!これからもこの経験を生かして、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいです!

I applied for the Tokyo Statistical Graphing Competition for my math class. This is a competition that judges the quality of a poster using graphs and charts to analyze a theme that you presented. I discussed about the situation of the work system reform in Japan, and how it has effected Japanese workers.

Throughout this program, I was exposed to the severe circumstance of Japanese employees. Although I was familiar with the topic, I did not recognize the importance of revolutionizing the working environment. Additionally, I was able to improve my writing expertise, to inform people about a certain topic. When I was creating my poster, I often struggled to determine the best style of chart that offers information effectively, or to decide the design that attracts people’s attention. Consequently, I acquired some knowledge to communicate with others in an easily understandable manner.

In the future, I want to utilize this experience for my study in high school. For instance, when I am doing some research, I want to find a solution by comparing multiple graphs and articles. In addition, I want to explain my perspective with a clear description when I write an essay or have a presentation. These can be accomplished by using the ability I achieved when applying for the competition. Although my experience might not connect directly to my future, I believe that it will be very useful in my school life.

The Tokyo Statistical Graphing Competition not only offers you the opportunity to confront with savaging issues, but it enables you to find a solution and address it to other people. I did not think that this would be one of my extraordinary experiences in my life until I actually tried it. From now on, I want to make use of this experience and challenge new things!

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