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玉川大学 x 大妻中野 – ユネスコ・スクール大会に向けた高大連携 フランス語授業

玉川大学 x 大妻中野 -ユネスコ・スクール関東大会に向けたフランス語授業での高大連携

本校は今年、ユネスコ・スクール・キャンディデートとして、ユネスコの理念の普及、そして、SDGsの達成に向けての新しい様々な取り組みを開始しました。その一つが玉川大学との新しい形の高大連携です。

本校のユネスコ・スクールとしての取り組みをサポートいただいている玉川大学と、SDGsの達成を目指す担い手を育てる教育手法、カリキュラム開発のモデルを一緒に作り、その成果を、文部科学省「ユネスコ未来共創プラットフォーム事業」の一環として発表することが目的です。

今年、8月7日に成蹊大学・成蹊学園が主催する「第2回ユネスコ・スクール関東大会」で、玉川大学と大妻中野中学校・高等学校のコラボによるSDGs ワークショップを開催します。大妻中野の生徒によるSDGs プレゼンテーションを受け、SDGs 目標達成に向けた5Pについて、高校生・大学生のパネルディスカッションを行います。そして、最後に世界のユネスコ・スクールに向けたユース共同声明を作成し、発表することになっています。

この玉川大学 x大妻中野のコラボによるワークショップには4つのプロジェクトがあります。そのの一つであるフランス語授業でのSDGs達成に向けた取り組み発表が、玉川大学教育学部教授の小林亮先生を直接、本校フランス語の授業に迎え、さらに、玉川大学の学生の皆さんが、オンラインで高校生と授業でディスカッションをするという高大連携授業が先日、行われました。

この高大連携授業は、大学の先生が高校生に講義を行うというような一方的な授業ではありません。本校のフランス語クラスの生徒たちがフランス文化や日本とフランスの教育制度について詳しくリサーチを行い、それぞれの教育の持つ特徴を明らかにするとともに、それぞれの教育の課題を探り、その解決法をプレゼンしました。

そのプレゼンの後、玉川大学教授の小林先生がフィードバック。さらに、本校の生徒が発表したことを新しい視点で繋げ、深堀りし、さらに新しい課題を提案してくださいました。それを受けて、本校の生徒と玉川大学の学生がオンラインでディスカッションをしていくという大学のゼミ形式の探求型高大連携授業です。 本校のフランス人教員も一緒に参加しました。

特に、本校のフランス語クラスが取り上げる SDGsのアイコンは「質の高い教育を皆に – Quality Education 」です。フランスの教育の本質になぜ「哲学教育」があるのか? それが社会もたらすインパクトは何か? 移民社会でもあるフランスで信教の自由(ライシテ)が重視されている意味は? 急速に外国人や日本語教育が必要な人が増える日本の教育課題は何か?などについて、様々な意見が交わされました。

玉川大学と本校がコラボで発表する「第2回ユネスコ・スクール関東大会」のテーマは、「SDGsの広がり」.  異なる学校で学ぶ、年齢も違う人同士が出会うことで、新しい視点が、SDGsに向けられること。玉川大学 x 大妻中野のコラボは、この新しい視点を世界に発信していきます。

以下、この「第2回ユネスコ・スクール関東大会」のHP(成蹊大学による)をどうぞ、ご覧ください。

https://www.seikei.ac.jp/gakuen/esd/unesco/

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