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イギリスセミナー3日目~海とソフトクリームと私

7月31日(火) 雲一つない晴天

ブライトン滞在3日目を迎えました。愚図ついた天気が多いイギリスにしては珍しく、気持ちのよい晴天が続いています。みんなの日頃の行いが良いからでしょうか。

今日から早速授業がスタートしました。今回のBISSプログラム参加者は約120人。だいたいの内訳は5割がカタール人、3割が日本人、その他の国籍が2割といった構成です。13クラスに分かれ、自己紹介をしたり、他国籍ペアでペーパーワークに取り組んだり、ゲームをしたりとクラスによって様々でした。とにかくおしゃべりで 積極的なカタール人女性に、妻中生はただただ圧倒されるばかり。あるクラスではイスラム教の五行の一つであるラマダン(断食)の話題で盛り上がっていました。がんばれ妻中生!!

午後は、折角のお天気なのでボーリングの予定を変更し、ブライトンから30キロほど離れた絶景スポット「Seven Sisters」へ。シェークスピアが出てきそうな、何百年も前からある古民家が並ぶ美しい村を時折通り過ぎながら、純白の断崖絶壁Seven Sistersに到着。車から降りたみんなが真っ先に向かったのは、海岸ではなく脇の山小屋風ロッジにある魅力的なソフトクリーム屋さんでした。Seven Sistersの名前の由来は、絶壁のシルエットが7人の修道女の頭に似ているからだそうです。(下の画像をご覧ください。画像をクリックすると拡大します)美味しいソフトクリームと美しい海岸を堪能し、絶壁沿いを散策した後、学校に戻りました。

ほとんどの生徒がホームステイに戸惑っています。一般家庭に滞在するという事は、イギリスと日本の文化の違いに直面せざるを得ず、生活リズムや食生活、考え方の違いに悩みもがいています。また、日本人のような以心伝心は不可能なので、食事や洗濯のリクエストは、自分から頼まなければ対応してくれません。いやでも英語で意思疎通をはからなくてはなりません。

ホストファミリーの多くは、これまでも様々な国の留学生を受け入れていて、留学生の国籍によってホストファミリーへの要望が違うため、いわゆる「おせっかい」はほとんどしません。でも、自分の口からリクエストすれば、できる限りの対応はしてくれるはずです。自分からの働きかけが重要である事を少しずつ認識しているようですが、遠慮がちな皆さんにとって、自信のない英語で話しかけるのはそう簡単な事ではありません。

朝、学校で妻中の仲間にあった時のみんなのホッとした表情は、今まで日本の学校では見せなかった、恐らく各家庭で見せている仮面を外した素顔なのだと思いました。 通常の海外旅行では、その国々の「良いところ」しか見えませんが、現地の人々と生活するホームステイでは、イギリスの「表も裏も」見えてきます。悩みもがきながら、この16日間で皆さんがどれだけ成長するかが楽しみです。どうぞ、温かく見守ってくださいね。

(引率教員 大西)

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