妻中便り

NZ 2 Weeks Program 8日目

今日はNPGHSで歓迎会でした。NZではマオリの文化が大切にされていて、学校でもマオリの集会所があったりマオリの歌を習ったり、様々な掲示物にもマオリ語が書かれていたりします。
この集会所は聖なる場所なので静かに、はだしで、荷物を置いて入らなければなりません。
まず迎え入れてくださる側が迎え入れる歌を歌います。静かに入場すると受け入れる方とhongiというマオリ式の挨拶をします。おでこと鼻を静かに合わせるこの挨拶は同じ息を共有するという意味があるそうです。マオリでは神様の息から人間が生まれたと考えるそうで、息を共有する、そしてこの聖なる場所に一緒に居ることがとても大切なことなんだそうです。
この挨拶と入場の間にはずっとマオリの歌で迎えられています。
歌が終わったらマオリ語で歓迎のスピーチがあります。まったく意味は分かりませんが、音の並び方が日本語と似ており、母音と子音の使い方が似ている言語ということがわかります。
この後迎えられた側も同じように返礼として歌います。私たちは日本国歌、そして受け入れてくださった感謝のスピーチを日本語で代表がしました。
全員でマオリの歌を歌って格式ばった部分の式は終わりです。
ここからKaiと呼ばれる食べ物のもてなしがあり、これはもっとくだけた場面になります。お茶やビスケットをいただき、誰かが準備してくれた折り紙を教えあったり、しばし歓談というところです。
今回は中国からも交換留学生が来ていて一緒に式に参加しました。
集会所はマオリ語を学ぶ場でもあるようです。いっぱいマオリ語が書いてありました。
最後に歌に合わせて踊りも習ってきました。
これで1時間目終了です。
こちらの1時間は本当に1時間だそうです。長い授業ですね。
これは折り紙を折っているところ。韓国からの生徒もいましたが、折り紙に慣れている様子だったので聞いたところ韓国にも折り紙があるそうです。
2時間目からはいよいよバディと授業に入っていきます。
その間授業見学に連れて行って頂きました。これは科学の授業です。スライドで教材を見せているのは妻中と同じですが受講している人数は少ないです。おまけにみんながノートをとったりするわけでもなく、先生の問いかけに答えたり、口々に質問したりかなり自由な勉強の仕方です。PCを広げてレポートを書いたりしている生徒もいて、自分自分で考えて行動している印象です。
これは音楽の授業です。10人くらいが好きなところに座り、各自取り組んでいます。PCのソフトを使って作曲している子もいればレポートを書いている子も、音楽を聴きながら作業している子もいます。
英語の授業に入ったら妻中の生徒発見しました。本を読んでいます。周りの生徒も思い思いに本を読んだり、レポートを書いたりしています。
年間6冊本を読んでレポートを書いて提出するそうです。
午後にホールでinternational weekの一環で行うinternational assembly という集会を見学させてもらいました。
チリからの留学生が帰国するので壇上に上がってスピーチしたり
フィリピンからの留学生が母国語と英語で歌ったり
K-popdeダンスしたりして盛り上がっていました。
表彰があってみんなでたたえあったりするのは妻中でも同じですね。
他の学校での様子は今日は見られませんでした。
来週は別の学校にお邪魔します。妻中の生徒は元気にやっているでしょうか。
やっと来る週末。ホームステイ先でお出かけしたり友達とおでかけしたりするようです。週末はお天気はかなり荒れる予報です。どんな過ごし方をしたかまた聞かせてもらいましょう。
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