妻中便り

From Canada – カナダ・セミナーレポート #10

2017/7/28 晴れ 最高気温22℃

I went to Ropes Course. I played many games. These games are toss, tightrope walking and tarzan. It was very fun.

Today's English lesson was last class. I am a little sad. But these were very precious memories.

K.I.(ESL Course)

【ESL Course】

本日は、朝から"Team building activity"として、大学構内の外れにある"UBC Ropes Course"へ行きました。
自然林の中に張り巡らされた、様々な趣向を凝らしたロープ。いわゆるアスレチックですが、インストラクターの方の説明はもちろん全て英語です。ルールを確認し合いながら、協力して元気に取り組みました。
グループ全員で協力しないと達成できないゴールに四苦八苦しながらも、試行錯誤してクリアしました(あまりの苦戦ぶりに徐々にルールが簡単になっていったような気がしますが……)。
苦手でも、積極的に動くことが大切だとわかったアクティビティでした。
 
ところで、この林には(日本人の感覚では)珍しい生き物がいるようです。
さて今日のクイズです。この中に動物が隠れています。どこに、何がいるでしょう。
(クリックして拡大してください)
正解は、明日のブログで。
 

【FSL Course】

本日のFSLコースのプログラムは、"Cross Culture Understanding" 。

講師はHyoshin Kim教授。ハーバード大学で教育学の博士課程を取得後、学生だけでなく社会人にもLectureを行っている先生です。

講演のタイトルは"Multiculturalism and Intercultural Communication"です。

World Mapをもとに、何が"normal"かという話から導入がスタート。

その後、cultureによるcommunicationの違いを体験するactivityを行いました。

Partyを開くという設定で、2つのグループに条件を与えて行動させるというものです。その条件は

A groupは「近くに寄る、目を見て話す、個人的な質問をする」

B groupは「離れて話す、目を合わせない、個人的な質問をしない」

というもの。お互いの条件を教えないままPartyが始まると、それぞれの条件を満たすべく激しい戦い?が行われました。

パーティーの後はそれぞれのグループが相手の印象をフィードバックし、

"Does this happen in real life?"(実際の生活でこのようなことが起こりうるか?)

"Why does this happen?"(なぜこのようなことが起こるのか?)

という点について議論を重ねていました。

 

次のテーマは"What is culture?"

「カルチャーを表す絵を描きなさい」という難しいテーマに対し、「何を書けばいいかわからない!」という生徒に、先生は「頭をフル回転させながら考えよう」と励ましながら、それぞれが絵を描くことができました。

描いた絵をもとに、文化の違いの例についてあげていきました。

traditional clothing, personalities, TV media, food, language, holidays, … etc.

様々なものがあがる中で、

「言語は文化をつなぐもの。あなたに力を与えるもの。」

という言葉が印象的でした。

 

次はカナダについて。カナダに来てうれしかったこと、困惑したこと、いらいらしたことをディスカッションしたり、カナダについてのQuizを通してカナダを理解したり、様々な手法でカナダについて考えていきました。

 

次に、"Perspectives on Teaching & Learning"というテーマで、例えば、

"If the learner doesn't learn, it's the teacher's fault."

 vs. "If the learner doesn't learn, it's the learner's fault."

という問題に対し、自分の考えを6段階で答えていきました。

その結果を自分達が立って表現することで視覚化し、意見を交換していきました。

これらの問題は、実際に「文化」を考えるときの指標として用いられるもので、アクティビティを通して文化についての考え方を学びました。

その中で、日本に着目したときに「日本の最大の問題は何か」「それはどうやったら解決できるか」という課題に"Enveloping Game"という形で取り組んでいきました。

 

これらの講義を通して、"My cultural identity" をそれぞれ図にして、1人2分ずつのプレゼンテーションを行いました。

そのうえで、教授がマトリョーシカを取り出し、

「それぞれの人はマトリョーシカのように異なる文化のレイヤーが重なったものである。

一番上のレイヤーだけを見て判断するのは   である。」

という説明をしてくださいました。

その後、大学構内にいる人に話しかけ、「カナダの多文化性」について質問するフィールドワークを行いました。始める前は、知らない人に話しかけることに少し抵抗を覚えていた生徒達でしたが、実際にやってみると、堂々とした態度でとても礼儀正しく質問をすることができました。

その中で、「カナダは異文化に対しても非常にオープンで素敵な国だ」という解答がありました。カナダの多文化国家としての姿勢も大変素敵ですが、カナダの人たちがそうした姿勢に誇りを持っていることの表れであると感じました。

 

最後に本日の講義のまとめとして、講義を通して自分が心に留めておきたいこと("Three things what we learned today")をコメントカードにしたためました。

 

まとめとして先生のおっしゃった"Respect for the other cultures"という言葉を胸に、日本へ帰国してからもGLCならではの多文化性と柔軟性を持って、世界に羽ばたく女性になってほしいと思います。

 

【Evening Activity】

本日は、全員でヨガをしました。

カナダでは、本場と見紛うほどにヨガが流行しているそうです。ただし、おそらくアメリカンスタイルのヨガですので、インドなどの土着のものと全く同じかは不明です。カナダではヨガが流行して以来、町中でもいつでもヨガウェアを着て歩いている人がたくさんいるそうです。おしゃれより快適さを選ぶ国民性ということです。

そして、今日はなんと、バディ達からのサプライズ企画が!

カナダセミナー中に誕生日を迎える4人の生徒に、お祝いのメッセージカードと小さなプレゼントを用意してくださいました。突然、さっき撤収したはずのバディがHappy Birthdayを歌いながらみんなで会場に戻り、生徒達もびっくり! みんなで4人に対してもう一度Happy Birthdayを歌い、大いに盛り上がりました。

お誕生日おめでとう! 楽しい貴重な14歳の一年を!

 

 

【追記】昨日のクイズの解答はこちら。

Borderとは関係ありませんでした…

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