妻中便り

「現在」と「未来」を見つめる目(新入生ガイダンス)

「人生」のこと あまりにも問題ばかり起きるから

難問解決プログラムなのかと 思っていたけれど

気付いたんだ 「プレゼント」みたいなものなんだって

何十年か好きに生きていい 特別なプレゼント

 

昨年のNHK全国学校音楽コンクール・中学校の部で中学合唱部が

歌った、SEKAI NO OWARI作詞作曲による課題曲『プレゼント』の一節です。

 

今日は新入生ガイダンス。

中学入試を闘い抜き、4月からシルバーグレーのスカーフをひらめかせる

予定の新中学1年生と保護者のみなさまが一堂に会する初めての日です。

1週間ほど前には試験のために訪れた校舎に、今日は違った気持ちで

足を踏み入れます。緊張こそしていても、会場に満ちているのは、やはり、

入試の時の引き締まった顔つきとは違う、リラックスした微笑みでした。

 

「中学入試が上手くいった人も、そうでなかった人もいることでしょう。

ここに来てくれたみなさんの気持ちは決してひとつではないと思います。

けれど、これからは、過去ではなく現在と未来を見つめてくださいね。」

新しく加わる妻中ファミリーに向け、いつものやわらかな口調で宮澤校長は

このように語りました。

「人生」というと少し大袈裟に聞こえますが、「これからの毎日」は私たちが

両親や、周囲の人たちからもらった、世界に一つしかない贈り物です。

1日1日を楽しみにしながら、周りの人たちとその楽しみを分かち合いながら

過ごしていきましょう。

4月に向けて、そして4月から開封していく新入生のみなさんの「プレゼント」。

大妻中野の教室で、笑顔とともに特別な毎日が花開く様子が、今から楽しみです。

一覧へ戻る