妻中便り

Chiang Mai Study Tour #3: The biggest day in the tour

Yesterday was the biggest day in the tour ever.  We visited Sanpatong Wittayakom School, which we began to have a long-term relationship with.  We were welcomed with unbelievably welcoming attitude.  We spent this whole day with the students there.

 

昨日は今ツアー上の最大の山場、今後本校の提携校として長期間の関係が予定されている、

Sanpatong Wittayakom Schoolへの訪問が行われました。

 

チェンマイからおよそ一時間、郊外の風景を楽しみながらのドライブを経て、

我々が学校の敷地に到着すると、そこでは学校をあげての盛大な歓迎が待ち受けていました。

 

 

構内の各所に生徒たちが並んで我々の乗る車に手を振り、

歓迎セレモニー会場となる校舎前には学校の管理職の先生方、日本語学科の生徒たちが一列に並び、

我々を歓迎してくれました。

さらにその場で、我々が到着するや否や、

クラブ活動として伝統芸能を学ぶ団体が歓迎のパフォーマンスを見せてくれます。

 

 

その後、校舎に入る際には、ジャスミンの花輪を我々一人一人の首にかけてくださいました。

 

 

その後、校舎内に移動して歓迎の式典となります。

広い会議室にて、まず生徒達含めた全員にお茶とお菓子が振る舞われ、

Sanpatongの生徒達から歓迎の言葉を頂きます。

 

 

こちらの学校は第二外国語としてフランス語、中国語、日本語の学科を設置しています。

今回の歓迎式典では、その3言語に第一外国語の英語、そして母語であるタイ語、

それからいわゆる「方言」である北タイ語を加えた計6言語をそれぞれ一人の生徒が担当し、

同じ歓迎の台詞を伝えてくれました。

 

 

その後、Sanpatongの理事長からのお話、managing staffの紹介、

それから本校校長からの挨拶、引率教員の紹介などを経て、

今後の両校の関係性、それからYMCA Chiangmaiとの提携などを正式に文書として取り交わす儀式、

MOU調印式(MOU signing ceremony)が行われました。

MOUとはMemorandum of Understandingの略で、「了解覚書」と日本語訳されますが、

ある組織間の関係性を単なる口約束で終わらせないために、

タイの学校組織などでは一般的に交わされるものです。

 

 

その後、生徒達はフロンティア・プロジェクトの活動の一環として学校で準備してきたプレゼンテーションをその場で行いました。

タイと日本の文化・習慣・教育システムなどを比較し、

その違いについて客観的な視点から分析した内容を提示したプレゼンテーションに、

とりわけSanpatongのboard members(理事役員)が大きな興味を示していました。

 

 

今回MOUを通じて関係性の第一歩を踏み出したとはいえ、

我々も先方もお互いの国について学校について、現状深い知識を持っているとは言えず、

今後の関係性を通じてそれを深めていくことも狙いの一つとなっています。

そんな関係性の開始に当たって、生徒達の今回のプレゼンテーションは(手前味噌ではありますが)最適の内容だったはずです。

生徒達は今回のプレゼンテーションのために日本でも練習や実践を重ねてきましたし、

前夜も遅くまで準備とリハーサルを行いました。

その成果を本番の場でしっかり出せて、生徒達は本当によくやったと思います。

素晴らしいプレゼンテーションでした。

 

この日は午後、Sanpatongの周辺地域を回って環境保護の取り組みなどを視察しましたが、

肩の荷が下りたのか、終始柔らかい表情で過ごしていました。

本当に、お疲れ様でした。

 

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