妻中便り

二千の鶴を羽ばたかせるまで

白血病にむしばまれ、全身の激痛に耐えながら、祈りの

千羽鶴を折り続けた佐々木貞子さん。

ヒロシマ「原爆の子の像」のモデルで、12年の短い生涯を

強く、優しい心でひたむきに生きた少女です。

 

1月、佐々木貞子さんの甥御さんである佐々木祐滋さんの

お話を聴き、亡き貞子さんに、そして今も戦乱で想像を絶する

生活を強いられている世界の誰かに、平和への願いをこめて

鶴を折ろう!と中学2年生の平和学習係が呼びかけました。

 

何でもない毎日のはずなのに、血や涙を流しながら

生きていかねばならない人々。

わけもわからず戦乱の中に生まれて希望を持つこと

さえ困難な子どもたち。

「今」を変えるために、まずは知ること、願うことから

始めよう!

 

みんなの手で一羽ずつ、折り目の一つ一つに平和を願う

気持ちを込めながら、長﨑へ一緒に向かう祈りの鶴を

折り始めました。

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