2018年、戌年。

1月4日から後期の冬期講習が始まり、部活動もさっそく始動し、いつもよりスタートが少し

遅めの始業式には「あけましておめでとう!」の挨拶が必要ないくらい、すでに新しい年の

学校になじんだ妻中生たちがアリーナに居並びます。

 

やはり1,500人近い生徒たちが一堂に会する雰囲気は圧巻。

壇上から、新年も変わらぬ優しい笑顔で宮澤先生がほほえみかけると、妻中の毎日が

戻ってきた!という気持ちになります。

「わたしは今年、素晴らしい宝物を手にしました。」

…なんだろう?何かの部活の大会かな?コンクールかな?

生徒たちが頭の中でアレコレ思いをめぐらせていることが、静寂を保ちながら、なんだか

落ち着かない空気からも伝わってきます。

「中学1年生のみなさんから、年賀状をいただきました。」

差し出し人である中学1年生は何だか恥ずかしそうにモジモジ。

 

250通近い年賀ハガキは、枚数分よりずっと厚みのある思いであふれ、どっしりと

持ち重りがしたことでしょう。

願いが叶って入学した中学校で経験したいろいろなこと。

勉強に、部活動に、学校行事に、新しく向き合う出来事であっという間に過ぎた毎日。

4月になれば、初めての後輩が入学してくるドキドキ感。

チャレンジしてみたいこと、リベンジしたいこと…。

 

1年生のハガキから湧き上がってくる高揚感は、先輩たちにとって可愛らしくて懐かしい

「あの日の自分」そのものなのでしょう。

過ぎた日々を思い出すうち、上級生たちの心には「そうだ、今の私も頑張らなきゃ!」と

「初心」に還る気持ちがこみあげてきたようです。

迫ってくる受験へのプレッシャーでしょうか、どことなく重かった高校生の背中がスッと

伸び、アリーナ全体の空気が華やぎを増したように思えます。

 

たった1枚のハガキだけれど、サイズを超えて限りなく広い世界へ私たちをいざなう年賀状。

「1年生の年賀状」は、妻中生みんなに新年を迎える新たな空気を送り込んでくれました。

 

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