一夜明けましたが、昨日の話です。

 

今回のスタディ・ツアーの最終日ということで、

午前中はYMCAにてevaluation meetingです。

PDCA(Plan Do Check Action)サイクルという言葉がありますが、

何かを継続的に行っていく場合、日本語で言えば「計画立案、実行、点検、改善」という4段階が重要になります。

計画なき実行に問題があるのは当然ですが、

点検からの改善という流れがないままただ実行し続けるのも同じくらい問題があります。

教育機関としてのYMCAはそのことを強く意識していて、

このevaluation meetingも、今回のプログラムについて意見や感想を生徒たちから募り、

改善に繋げ、今後のプログラムの計画立案に生かしていくためのものです。

 

この会議に先立って、通訳の出羽さんに感謝の気持ちを伝えるために、

サプライズでお礼の言葉と色紙を渡しました。

通訳のみならず様々な面で生徒のケアとサポートをしてくださった出羽さんには、

我々引率教員一同も言葉では尽くせないくらいの感謝の念を抱いています。

この機会に生徒を通じて我々一同の感謝の意をお伝えできてよかったです。

 

 

実際の会議ですが、ホテルの設備について、食事について、プログラムの内容についてなど、

生徒からは様々な声が出てきましたが、

意見も出尽くしたところで話は徐々に逸れてゆき、

いつしか話題はYMCA外国部門チーフのChularatさんがYMCAで働くことになった経緯や、

女性の社会進出、雇用機会均等、女性の権利拡大の話などへ広がっていきました。

今回のツアーで関わった人々の中には女性も数多くいました。

そしてその女性たちは皆、生徒たちがロールモデルとすべき、

「(国際)社会の中で活躍する女性」たちです。

ChularatさんをはじめとしたYMCAスタッフ然り、通訳の出羽さん然り。

そんな方々の姿をじっくり目にすることができたことだけでも大きな価値があります。

 

その後はYMCAの中で場所を移してFarewell lunch。

数々のタイ料理がここぞとばかりに並んだビュッフェを生徒たちは楽しみました。

 

 

昼食後は空港に向けて出発するまで長めのフリータイムをとりました。

タイ滞在の最後の時間をゆったり過ごしてほしいとの思いからです。

生徒たちはパッキングをしたりコンビニへ買い物に出かけたりのんびりお話したり、

思い思いの過ごし方を楽しんでいました。

 

そして出発の時。

到着時と同じように簡単なセレモニーを行い、お世話になったYMCAのスタッフの皆さんにお礼をお伝えしました。

今回は中高からそれぞれ一人ずつ代表者を出して感謝の気持ちを自分の言葉で表現してもらいました。

 

 

空港に着くと、そこには今回MOUを結んだ交流校、

Sanpatong Wittayakomの生徒達と教員の皆さんが見送りに来てくださっていました。

休日の日曜日であるにもかかわらず、車で1時間以上の距離をはるばる来てくださったこと、

友好の気持ちを精一杯表現しようとして下さっていることがひしひしと伝わってきて、

我々としては心からの感謝をお伝えしましたが、

いくら言葉を並べてもSanpatongの皆さんの行動に対しては足りない気がしてなりませんでした。

こちらのその解消できない気持ちはいずれ、今度はこちらの行動で示してお返しすることにしましょう。

生徒たちはSanpatongの生徒たちから一人一人プレゼントを受け取り、

その後は所々でハグと写真撮影が行われていました。

 

 

どちらの生徒たちも名残惜しそうにいつまでもその場で別れを惜しみ続けていて、

最終的にはSanpatongの先生方が引きずるようにして連れ帰る形になってやっと生徒たちは帰国に向けて動き始めましたが、そんな様子を見て、

「いつそんなに仲良くなったの?」と驚きを隠せませんでした。

子供達のコミュニケーション能力は侮れません。

 

その後は空港でのこれまた長めの待ち時間を経て飛行機に搭乗し、バンコクでの乗り継ぎを挟み、

帰国を果たした今に至ります。

 

ツアーの最後に。

繰り返し書いてきましたが、このツアーの最中、生徒たちは本当によく頑張って、

自分たちの役割を果たすこと、用意されたたくさんの学びの機会を生かすことに取り組んできました。

些細なトラブルはいくつかありましたし、学校の教育活動の一環ですから、適宜我々教員から指導を入れたこともあります。

ただそういった全てを踏まえても、今回のツアーは成功だったと言えます。

今回引率した我々3名の教員は、今年の8月の現地視察に始まり、このツアーを一から組み立ててきました。

そうして迎えた今回のツアーは、改めて強調しておきますが、

本校が行うこのチェンマイでの海外研修の第一回だったんです。

初回ゆえに練り切れていない部分もあったでしょうし予期せぬ事態も多々ありました。

それによって生徒にはストレスを感じさせてしまったこともあったでしょう。

ただそれでも、生徒たちが笑顔で過ごす時間がたくさんあって、

最終日に「楽しかった」「帰りたくない」「また来たい」こう言ってもらえたこと、

それこそが「成功」と言える理由です。

そして何より、13名の参加生徒を一週間のツアーを経て無事日本に連れ帰ってこられたこと、

これが大大大前提であることは言うまでもありません。

 

何はともあれ、今回のツアーはこれで終わりです。

ただ、皆さんの学校生活はもちろんまだ続きますし、

このチェンマイ・プロジェクトはまだまだ始まったばかりです。

今後も今プロジェクト含め、学校が皆さんに提示するオプションを有効活用して、

充実した学校生活を送ってくれることを、今回引率した教員は皆願っています。

 

まずはゆっくり休んでください。

おつかれさま、13名のfrontierたち。

 

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