妻中便り

歴史文化研究旅行④

歴史文化研究旅行4日目。班別自主研修の1日です。自分たちの行きたいところや経路のテーマを班員全員で共有し、「ただ京都を観光する」ではなくて「目的を持って京都を楽しむ」というのが自主研修の目的です。

先生たちも京都の各所に散らばりみんなの様子をうかがっていましたのでまだそれぞれの先生から写真をいただいていませんので写真はここでは少しですが、全員無事に帰着したことの報告とともに、教員側の感動をお届けしたくて早めに投稿します。

ホテルへの帰着時間は16時から17時。あまり早く帰ってきすぎてはダメ。目一杯楽しんで来なさい、と言いつつ、早く帰ってくるところもあるかもしれないなとこちらは思っていましたが、その不信は良い意味で裏切られることになりました。

16時30分を過ぎてもほとんどの班が帰ってこない…

これはみんな充実してしっかりとまわってきていることだなと嬉しく思いながらも、この時点ではわたしたちは不安になってきたことも正直に告白します。遅れてくる班があるかもしれない…。

ところが、16時45分を過ぎたあたりから続々と帰ってきて、みんな充実感あふれる笑顔で「間に合ったー!」「楽しかったー!」、そして16時55分すぎからはホテルに駆け込んできて「間に合わせるために走ったんです!」「楽しすぎてギリギリになっちゃいました!」。そして遅れてくる班は…ゼロ!またも良い意味でこちらの不安は裏切られました。

目の前にある自主研修に全員が全力でのぞみ、目一杯全力で楽しんで、しっかり時間も間に合わせる。この歴史文化研究旅行で、全員が「自律しながら一生懸命楽しむ」という「恥を知れ」の精神をしっかりと体現してくれた高校2年生に脱帽です。

初めての地でさまざまなトラブルもある中で、チームでそれを乗り越えてしっかりと結果を出す。一度でも疑ってしまって申し訳ないという思いもありますが、それよりもこの旅行中に素晴らしい成長をしてくれているなと素直に感動しています。

残り半日も自主研修です。明日も全力で頑張って、充実感を持って東京に帰りたいと思います。

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