妻中便り

高2歴史文化研究旅行2018 – vol. 4

今日は楽しみにしていた、京都1日班別自主行動。

朝は少し肌寒く感じましたが、日中は暖かくなるという天気予報を信じて出発です。

最初の目的地は、大きく3つの地域に分かれていたので最初の目的地まではバスで

連れて行ってもらいました。

 

半分以上の生徒が最初に向かったのは金閣寺です。

金閣寺の開門は9時。少し早く着いて開門待ちをしていたら、続々と外国からの

観光客の方や修学旅行生が現れました。

金閣寺が世界遺産に認定されている、日本が誇る寺院であるということを感じました。

いよいよ、開門され中に入り少し歩くと青空の下に金色に光る金閣寺。

その美しさに圧倒されました。

また、今日は鏡湖池に写った金閣寺、「逆さ金閣」が非常に綺麗に見る事ができました。

続いては、金閣寺から歩いて20分ほどの場所にある龍安寺。

ここでは、こちらで有名なのは、全部で15個の石があるけれど、どの位置から見ても

全部を一緒に見ることができないという何とも不思議な石庭。

多くの人が様々な角度から眺めて見ていましたが、やはり14個までしか見えずとても

神秘的な空間の中、ゆっくりとした時間を過ごす事ができました。

そして、その後はテレビでも特集される事が多い有名スポットである嵐山へ嵐電に乗って

向かいました。ちなみに、京都に行ったら、ぜひこの嵐電に乗るのもオススメです。

本校の生徒達が普段利用しているJRや地下鉄、私鉄とは乗り方だけではなく、雰囲気も

異なっていて、ついつい大人である我々教員もキョロキョロしてしまいました。

さて、生徒達が向ったと思われる嵐山ですが、新緑の美しいこの季節。

山々に囲まれた渡月橋のある景色や竹林の小径はとても美しく、心まで浄化されていく

ような場所でした。

 

また、嵐山駅近くには限定のお土産やさんはもちろん、京野菜を使った料理やさんや

抹茶のスイーツなどが多くあり、生徒達は目をキラキラさせながら歩いていました。

 

また、京都といえば忘れてはいけないスポットが祇園周辺。

清水寺、八坂神社、二寧坂、産寧坂をはじめとした観光スポットも多くあります。

この地域周辺は、観光客の方、修学旅行生、地元の方と多くの人が集まる場所です。

その中でも生徒達はしっかりと見学し、お土産選びも楽しそうにしていました。

少し場所が変わって、こちらも有名な観光スポットである伏見稲荷大社。

金閣寺同様、ほとんどの生徒たちが行程の中で一度はここを訪れましたが、ここもまた

金閣寺同様、様々な国籍の観光客でごった返していました。

有名な千本鳥居をはじめ、「外国人から見た日本」、エキゾチック・ジャパンのある種

象徴的な要素を色濃く感じさせる点がこれほどまでに多様な人々を惹き付けるのでしょう。

 

留学などで海外経験をした生徒ほど実感していることですが、外国を知ることは自国を知ることと

ほぼイコールです。

「自分が何者であるか」は「自分が他者とは違う」環境でこそ意識せざるを得なくなるものだからです。

そして外国と関われば関わるほど、自国について語れることの必要性を強く感じるものです。

「グローバル化」が叫ばれる今日、敢えて高校生で「(日本の)歴史文化研究」旅行を行う意義は

そこにあるとも言えるでしょう。

海外の人々がこぞって押し寄せるこうした観光スポットを巡る体験を通じて生徒は何を得て、

そしてそれをこれから始まる「世界と関わる人生」の中でどう生かしていってくれるでしょうか。

まだまだ京都には様々な歴史を学ぶ事ができる場所や、興味深い場所がたくさんありました。

多少バスや電車の乗り間違いなど苦労したところもあったようですが、全員が無事帰着し、

帰着の点呼時には楽しそうに一日の様子を我々教員に話してくれる生徒達もいて、ほっと安心し

嬉しく思いました。

 

最後の夜ごはんは、なんとすき焼き!自分たちですき焼きを作り、楽しそうにおいしそうに

食べていました。今日はとても暑く生徒達も疲れていたせいか、夜の点呼時、ほとんどの生徒達

が眠そうにしたり、眠ってしまっていました。

 

さて、早いもので、あっという間に明日で歴史文化研究旅行は最後となります。

最終日は、二条城、三十三間堂へと向かいます。

最後まで安全に楽しく過ごし、たくさんの思い出を最後までつくっていきたいです。

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