妻中便り

From Australia – Study at St. Andrew’s CC #12

Today is the last day at SACC.  The first thing in the morning was to attend the junior years assembly and sing some songs there.  After the introduction by Ms. Alison, a Japanese teacher, two students made a brief speech and all the students sang two songs, our school anthem and Himawari-no-yakusoku.  We don't know how they sounded to the junior students, but at least the undercover area was filled with complete silence during their singing, and some teachers told us it was really beautiful.  Anyway students did a great job.  After the assembly students joined a Japanese class for junior year 1 students by Ms. Alison.  All I can hear from them was another chorus of "kawaii!!"

 

And this night the farewell party will be held at this campus.

 

昨日のことですが、昼休みに体育館で有志生徒によって行われているバレーボールに本校生徒が参加しました。

 

 

昼休みに生徒たちが校庭や体育館に集まってスポーツをする、

というのは日本のどこの学校でも特に珍しい光景ではありませんが、

ここSACCではこんな時でも必ず体育教員がその場に入って、

安全管理はもちろん、部活のように指導したり、あるいは試合の審判をしたりします。

同じ空間でバレーボールとバスケットボールが多少の空間を共有しながら共存する、

というのは休み時間のお遊びスポーツではよくあることですが、

そこに先生が入っているという点は興味深いです。

 

この昼休みバレーボールについては、体育教員のMr. Hofmeisterが今回何度も本校生徒に誘いをかけてくれていたものでした。

今回の滞在では今まで以上に様々な先生が色々な声かけを生徒や我々に対してしてくれていますが、

このHofmeister先生も、長年SACCで勤務しているベテランの先生で、

これまで何度もお顔は拝見していましたが、特に関わることはありませんでした。

それが今回、「バレーボールを一緒にできないか。学校対抗戦を今後恒例行事にしたい」と申し出てくださったのです。

残念ながら様々な事情により対抗戦は今回実現できませんでしたが、

それ以上に、SACC側から声がかかって授業などで関わった先生方以外の方から、

自発的にそういった声をかけて頂けること自体がとても嬉しいことです。

それもこれまで10年間の積み重ね、短気や長期に渡って留学に参加した生徒たちの努力の結果としてあるものです。

そしてこの日、生徒がこの練習に参加したことで新たな一歩が刻まれました。

大げさに思われるかもしれませんが、この意味は大きいです。

 

今日は朝一番でjunior year(小学生)の集会に参加しました。

本校のそれと同じように、集会では先生の話と表彰が行われますが、

そこにCatholic educationの場でもあるという点が本校とは違います。

表彰では様々な先生方や保護者の方がプレゼンターとなって、

一人一人、表彰を受ける生徒の名前を読み上げます。

この日の集会では30人ほどの生徒が表彰されたので、表彰だけでもかなりの時間がかかりましたが、

功を成した生徒一人一人にきちんとスポットライトを当てたい、身近なロールモデルにしたい、

という信念をその根本に感じます。

 

ちなみにその間本校生徒たちは、前方脇で待機していました。

 

 

そしていよいよ出番です。

日本語教師のAlison先生による素晴らしい紹介を受けてさらに気が引き締まった生徒たちは、

小学生たちに向けて、校歌と「ひまわりの約束」の2曲を披露しました。

 

 

小学生たちに感想を聞く機会はありませんでしたが、

異例の集会の長さにざわついていたその場がしんと静まり返り、

その後大きな拍手を頂けたこと。

もちろんこうした場のpolitenessとして静寂と拍手は常識ですが、

日本以上にオーストラリアではそうしたリアクションに本音が表れます。

とりわけ、今日そこにいたのは低学年を含む小学生たちです。

興味があれば静かに聴くし、すごいと思えば大きな拍手を送ります。

逆もまた然り。今日のあのリアクションを素直に受け取るべきだと思います。

準備時間はほとんどありませんでしたが、そんな中でも生徒たちはよく頑張りました。

従来に比べてやや人数が少ないだけに迫力不足の感はあったかもしれませんが、

その後声をかけてくださった先生方は口を揃えて"beautiful"と言ってくださいました。

 

集会後はAlison先生によるjunior1年生の日本語の授業に参加。

長い集会の後だから、という配慮で、

まずは日本のラジオ体操を本校生徒の間に混ざって実践しました。

その後、日本語の体の部位を学ぶ授業に入ります。

学習に必ず動作を合わせる小学生の授業はとても新鮮です。

予想はしていましたが、ことあるごとに生徒たちの口からは「かわいい!」という声が怒涛のように飛び出しました。

 

 

今日は昼にバディとのfarewell lunch、そして記念撮影を行い、

午後はfarewell partyの準備、そして夜はいよいよparty本番。

SACC構内で行われる記念すべき10th anniversary partyです。

その模様はのちほど。

 

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