妻中便り

「私がします」奉仕の心(中野区美化活動)

体育祭の余韻がなんとなく残ったままの学校内。

先週まで、体育の時間は少しでも美しいダンスを体育祭のフィールドで披露すべく、練習に練習を

重ねる時間でした。指先まで気持ちを込めて、表情も華やかに…そうやって少しずつダンスは

美しいものに仕上がっていきます。込めた気持ちの向こうに宿るのが、美しさなのかもしれません。

 

「礼儀にかなった言葉は、美しい容貌を超えて美しいもの。作法の整った動作は、美しい服装を

超えて美しいもの」大妻コタカ先生はこんな風におっしゃっています。

そうした思いが詰まっているのが、「日常の五心」です。

□ 「はい」という素直な心

□ 「すみません」という反省の心

□ 「おかげさまで」という謙虚な心

□ 「私がします」という奉仕の心

□ 「ありがとうございます」という感謝の心

これらの言葉を、自然と発することが出来る人ならば、きっと、どんな人にとっても美しい人でしょう。

 

今朝はお世話になっている中野区のみなさんと、新井薬師駅前の美化活動を行うマナーアップキャンペーン。

生徒会メンバーを始め、生活委員の中高生が協力し合って地域美化のお手伝いをしました。

生徒会長として初めてこの活動に加わった高校2年生の有坂さんの感想をご紹介します。

「大きなゴミがあったら大変だろうな…と思っていましたが、実はレジ袋の切れ端や小さな煙草の吸い殻など、

落としても気にならないようなゴミほど、拾うのが大変でした。“このくらい、大丈夫だろう”という気持ちの方が

あとあと大変なことになるんだなあ…と実感しました。」

 

誰の目にも明らかな大きいゴミならば、少しばかり気合いを入れてパッと拾い、ゴミ箱へ!というのが案外

スムーズです。地面にくっついた小さなゴミは、拾うぞ!という気持ちで摘まんで取らなければ、きちんと

ゴミ箱に落とし込まなければ、キレイに片付きません。

その分、やりきった爽快感は大きく、笑顔は晴れやかになることでしょう。

確かに「私がします」奉仕の心、の先には美しさが生まれていくのです。

地域のみなさんと交流出来る貴重な時間、梅雨の晴れ間の太陽の下、大切なことをたくさん学びました。

 

 

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