妻中便り

開く心・語る言葉(高校集会)

「近い未来、人工知能に居場所をもっとも奪われてしまうのは、日本人なのだそうです。」

声も、言葉もやわらかいのに、内容はビシッと辛辣な宮澤先生の言葉。

これから自分のキャリアを考えていく高校生3学年が集う高校集会は、ドキッとする

語りかけでスタートしました。

知識を注入するだけでなく、機械的な演習で正解率を上げるだけでなく、自発的に

考えること、自分から発信することに積極的な姿勢が、今、求められています。

 

自分から誰かと関わろうとすること、誰かにより居心地良く、楽しく過ごしてもらうこと。

人間にしかできない行い。「思い」を空気に、温度にのせて伝えること。

大妻中野が大切にしてきた「思い」が今、求められる学びとしてクローズアップされて

いるのですね。

 

今日の高校集会では、折しもフランスから訪れたばかりの交換留学生によるスピーチと、

生徒会による「より良い挨拶を考える」ショートステージが披露されました。

留学生が話しやすいように、サッとマイクを調整してあげるバディの高1生。

より相手が気持ちよく感じる挨拶を分析し、みんなに発信する生徒会メンバー。

「らしくあれ」という言葉が大妻コタカ先生の語録にあります。

「女性らしく」「仲間らしく」「人間らしく」…。

人だから目指せる「らしさ」に向かい、高校生は学びを深めていくのです。

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