妻中便り

Chiang Mai field work ⑬

Chiang Mai field workも残すところあとわずか。

生徒たちはやや疲れているかな?と感じさせるものの、とくに大きく体調を崩したり怪我をしたりする

こともなく、明るく元気に過ごしています。

今日は伝統的な生活様式の残るアカ族の村と、王室のプロジェクトから始まったDOITUNGコーヒーの

焙煎工場、そしてセラミック工場を訪れました。

 

アカ族の村の「今」、生徒たちの目にはいったいどのように映るのでしょうか。

私たちの生活と比較すれば、彼らの日常には圧倒的にモノが少なく、不便さは否めません。
しかし、家の中にお邪魔すると、テレビや冷蔵庫など、家屋の外観からは想像できないくらい近代的な
家電製品がならんでいるのです。
村長さんは、現金で収入を得られ、教育の機会にも恵まれてきた今の生活を肯定するとともに、アカ族の
伝統や文化を継続させていくことにも重要性を感じ、その継承にも力を入れています。
村の近代化が進めば進むほど、伝統的な生活様式や風習はなくなっていくでしょう。
地域固有の伝統や生活の知恵の価値をしっかりと認識する一方で近代化にも対応し、村を持続的に
発展させていくことが、地方に暮らす人々にはこれから求められていくのかもしれません。
 
将来、支援やボランティアなどの活動に携わる可能性を秘めた生徒たち。
きっとこの先、今日の現場で感じた経験から、「支援とは何か?」、「援助とは何か?」、といった問いに
現場で本当に必要な答えを出していけると思います。
ちょっと長くなったので、DOITUNGプロジェクトについては、また明日紹介します。
村が所有する畑を見学させてもらいました。非常に貴重な経験です!
 
夕食の一部をご紹介。
右はオレンジカレー。どれもスパイシーで美味しいです。
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