妻中便り

Visite des Québécois, Canada_Le Groupe du Collège Saint-Alexandre

février 27. 2016 –Visite des Québécois, Canada

“Merci beaucoup pour votre accueil et votre hostpitalité ”–  Le Groupe du Collège Saint-Alexandre.

 

2月27日の午後、カナダ・ケベック州にある中等教育校Collège Saint Alexandre (コレージュ・サンタレクサンドル)の学生たちが本校を訪問、文化交流会・トーキングセッションを行いました。カナダ・ケベック州はフランス語圏ですので、この学校はフランス語での教育が行われています。本校はフランス語を正規の教育課程においており、特にグローバル・リーダーズ・コースでは来年度より必修科目としています。その本校のフランス語の授業のエクステンション・プログラムとして、この交流会を実施しました。

 

この交流会の冒頭で、Collège Saint Alexandreの学生たちの訪問を紹介いただいた日本ケベック学会会長・立教大学異文化コミュニケーション学部教授でいらっしゃる小倉和子先生から、この文化交流会の意義、多言語教育、特にフランス語を学ぶことの大切さについて、日本語とフランス語で、本校の生徒達とCollège Saint Alexandre の学生達にお話をしていただきました。本校でフランス語を学ぶ高校生と中学生にとって、その視野が広がるとても貴重なお話となりました。交流会では、本校の生徒たちのフランス語による東京案内、日本文化の紹介プレゼンテーション、英語での大妻中野の学校紹介、そして、Collège Saint Alexandre の学生たちによるケベックの文化、料理、音楽、映画などのさまざまなFrench Canadian Cultureのプレゼンテーションがありました。

 

最初はお互いに緊張していましたが、フランス語と英語の両方を使ってのプレゼンテーションが進むにつれて、リラックスしたムードが漂い、両校の生徒たちがお互いに質問しあい、とても楽しいトーキングセッションとなりました。やはりお互い16~17歳のティーン同士。あっという間に打ち解けて、仲良くなることができます。

 

交流会第2部では、本校の生徒たちがCollège Saint Alexandre の学生たちを本校のクラブ活動の見学ツアーに案内しました。筝曲部や剣道部など日本文化に触れたことは、彼らにとってとても素晴らしい忘れられない体験となったことでしょう。こうした日本文化をフランス語と英語で説明して、エスコートした本校の生徒達にもまた大きな学びと自信になったと思います。

 

交流会の終了では、まるで長年の友人同士の別れのように、「またきっと会おうね。連絡をし合いましょう。」と名残惜しいハグが続きました。大人たちが「グローバル人材とは」と肩に力をいれて“大きな”議論をしている間に、ティーンの彼らはとても自然に英語でもフランス語でも、自分たちが共有できる言葉で繋がろうとしています。

 

 

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