妻中便り

「本当」を疑う視点(国際協力を考える)

 

これまでも、今も、当たり前のように授業を受け、テストで
力を試されてきた「社会科」。
さて、改めて考えると、「地理」とは、「歴史」とは、どういう
ものなのでしょう?
それを学ぶことで見えてくる「国際協力」や「国際援助」、
「国際平和」はどういったものであるべきなのでしょう?
 
10月最初の土曜日は、大阪商業大学の西岡尚也先生を
お迎えし、本当の意味での「国際協力」や「援助」について
考えました。
西岡先生は開発教育の専門家でもあり、ご自身も
ミャンマーやベトナムで実践活動をしていらしゃいます。
お話は、まず「地理」とは「歴史」とは何か、考えるところから
始まりました。
 
地理も歴史も扱う題材こそ違いますが、地理であれば
大地の現象の一部を、歴史であれば長い年月の中で
営まれてきた人類の生活のほんの一部分を切り取った
ものに過ぎません。
だからこそ、これまで起こってきたこと、今起こっている
ことが本当なのかを疑って、大きな視点で見ることが
大事であると。
 
critical thinkingは平和の実現にもつながる、と強く感じ
させられる西岡先生のお話。
今日、このお話を聴けたことで、国際協力や援助を考える
際の「目線」の大事さにも生徒たちは気づいてくれたこと
でしょう。
私たちには、リーダーシップを磨き、先頭に立って物事を
推し進めていく「パワー」も必要ですが、同時に「上」から
ではなく、様々な境遇・立場の人々と同じ目線になって
物事を考えたり行動したりできる力も求められているの
です。
「世界」を前に、どうあるべきか。
未来へ向かう行動の指針をはっきりと示してもらえた、
密度の濃い90分でした。
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