妻中便り

From Australia vol. 13 (8/8)

セントアンドリュースでの最後の日。久しぶりにクリアカットな青空。空気は少しひんやりとしています。最高気温は25℃とちょっと涼しい。朝のセントアンドリュースのミート・ポイントではもうバディから、I miss you! の声が聞こえてきます。すでに涙ぐんでバディとハグする生徒の姿も。2週間という短い期間でしたが、セントアンドリュースのバディと過ごした時間が、かけがえのないものだったことがよくわかります。

 

 

いつもと同じようにさりげなくバディとフォーム・ホームへ向かいますが、いろいろな思いが駆け巡っているはずです。

 

 

セカンド・ブレイクではいつものように男子生徒たちは、ボールを奪い合っています。

 

 

そんなブレイク・タイムの中で、本校の生徒たちによる合唱・パフォーマンスが始まります。セントアンドリュースのチャペルの前にバディと一緒に集合です。このスポットはて聖なる場所でもあります。レッドリンチの山にチャペルが正面を向いて、向かい合っています。レッドリンチのスピリットとチャペルが一直線でつながるところ。この場所で本校の生徒がレッドリンチの山を背景に、チャペルそしてセントアンドリュースのバディがオーディエンスとして座るところと向かい合います。

 

 

そしてレッドリンチ・バレーに大妻中野の生徒の歌が響き渡ります。周りにいるセントアンドリュースの生徒も興味深そうに見つめます。先生方もまた真剣に耳を傾けてくれました。大妻中野の文化が、まさにドリームタイムに刻まれていく感覚。文化と文化がお互いに主張し合い、融合していく感覚。涙を流してうたっている生徒もたくさんいます。

 

 

午後はいよいよ最後の授業。8年生の日本語クラスへ参加しました。本校の生徒が、ゆかたを着て、日本文化を説明します。ゆかたの由来、着物の由来、8年生の日本語クラスの子は男の子も女の子も興味津々です。ゆかたの説明だけでも、日本の衣の文化、夏祭り、盆踊りなど、背景となる様々な文化・習慣の話へと発展していきます。着替えを包む風呂敷もまた、日本の文化そのもの。オールマイティな万能バック。アートクラフトとしても価値があり、何より、環境フレンドリーなバック。こうしたことに自覚的になれることもまた、留学の大きな価値です。

 

 

そして、夕方からこの短期留学のクライマックス。フェアウェルパーティ。場所はTANK3.ケアンズを代表するホールです。最後にホストファミリーとセントアンドリュースのお世話になったスタッフを招いてのパーティです。オージースタイルのバーベキューデイナーを楽しみながら、スピーチ、コーラス、パフォーマンス。本当に夢のような時間です。ドリームタイム。この2週間の思い出がフラッシュバック。最後は涙、涙でのフィニッシュとなりました。このフェアウェルパーティの様子は語りつくせないほど素晴らしいものでした。この後、帰国後に参加した生徒一人一人が溢れるように語ってくれるでしょう。

 

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