妻中便り

From Australia vol. 7 (8/2)

待望の週末。快晴。乾いた空気の澄みきった青空。これほどパーフェクトな土曜日を世界中探しても、たぶんそうはないはず。生徒たちは、それぞれの家庭で思い思いに過ごしています。バーベキュー、地元のコミュニティのフェスタ、スポーツ、先住民アボリジニを学ぶためのエグゼビジョンなどへ出かける人もいるようです。ケアンズは、トロピカル・レインツリー・フォレストという世界遺産を持つ街。本校の生徒たちがステイする地区は、先住民アボリジニの方たちが、遥か古代から「ドリームタイム」を紡いできたところでもあります。

 

 

土曜日のセントアンドリュース。授業はありませんが、8月に行われるミュージカル「オズの魔法使い」公演の最後のリハーサルが行われています。学校を挙げての大掛かりな公演。場所はケアンズ中心街・シビック・シアター。本格的な公演です。ドロシー、トト、案山子、ブリキの木こり、臆病なライオンといった主要キャストはもちろん、魔女のダンサーたち。そして数十人のコーラス隊。それを支えるセントアンドリュースが誇るスクール・吹奏楽バンドの生徒たち。ステージのセットは、11年生の生徒が中心になって6か月もかかって準備してきました。

 

 

セントアンドリュースのフェルステッド副校長先生が全体のプロデューサー。指示にも力が入ります。今日のリハーサルは、マクマスター校長先生も駆けつけて、じっと様子を見守っていました。

 

リハーサルで流れるおなじみの歌「オーバー・ザ・レインボウ」。♪あの虹の向こうのどこかにきっと夢が実現する場所ところがある。あなたが私を見つけるところ。青い鳥が飛んでいるところ。♪

 

セントアンドリュースがあるここレッドリンチは虹の名所。アボリジニのドリームタイムが残るこの場所が、皆さんの夢を実現する始まりの場所になります。 Enjoy your weekend.

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