妻中便り

教育実習を終えて(実習生便り)

教育実習期間が終了してはや1週間が経とうとしています。

実習生たちは各大学に戻って元気に過ごしていることでしょう。

 

今年の実習生の多くは現在22歳の代。

この学年は、大妻中野が中高完全一貫校(高校募集を停止)になった

1期生です。

そして

この学年の皆さんは、いくつかの苦労を経験しました。

①:新校舎の工事風景だけを見て卒業し、完成は卒業後。

②:国公立後期試験の前日、あの大震災に遭った。

③:その影響もあり、卒業式が簡略化となり、謝恩会も中止であった。

<*卒業後ではあるが、20歳を祝う成人の日は、都内大雪に見舞われた。>

しかし、元気に逞しく成長した様子を実習の中でも感じさせてくれました。

嬉しい限りです。

その学年から参加した2名より実習期間の感想が届きました。

紹介します。

 

3週間の教育実習を終えて
 6月2日から3週間、思い出深い大妻中野中学校・高等学校で教育実習をさせて頂きました。初めて教壇に立ち、楽しい事もあれば悩む事もありました。この3週間、授業やホームルームで生徒と触れ合い、多くの事を学びました。その中で、これから先、絶対に忘れてはならないと感じたことが1つあります。それは、「生徒思いの教師であり続けることの大切さ」です。教師は授業だけがお仕事ではなく、生徒と信頼関係を築き上げることも大事なお仕事です。生徒と信頼関係を築くには、教師が常に生徒のことを思って接すること、また、授業を生徒と一緒に進めていくことを忘れないことだと学びました。
 3週間という短い期間でしたが、充実した3週間を過ごし、多くのことを学ぶことが出来ました。3週間支えて下さった先生方、明るくて優しい生徒のみなさん、本当にありがとうございました。
 東京学芸大学在学 理科(地学)担当 M.S

 

教員の夢への前進
 不安と緊張を抱えてスタートとした教育実習でしたが、終わってみるとあっという間の3週間でした。私は中学2年生の3クラスを担当することになりました。教育実習では、実際に教壇に立ち、数学を教えるだけでなく、ホームルームや学校行事に参加するなど、さまざまな経験をさせていただきました。先生方の授業を見学して、教材研究をしたのち、指導案の作成にとりかかりました。自分としては授業準備を完璧に行ったつもりでしたが、いざ授業をすると、思うように進みませんでした。授業後、指導教官の先生から、生徒によりわかりやすい授業のアドバイスを受け、指導案を添削してもらいました。日々の指導のおかげで、大学の先生や校長先生をはじめ、多くの先生方に見ていただいた研究授業では納得のいく授業をすることができました。
 教育実習で学んだことをさらに発展させ、研鑽につとめ、大妻中野の卒業生として誇りある教員になりたいと思います。

立教大学在学 数学担当 A.S

 

2名を含む全実習生の未来を大妻中野は応援しています。

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