妻中便り

すみれの花咲く頃。(卒業生講話会・タカラジェンヌ)

大妻中野の生徒たちは、卒業後、様々な場所で花を咲かせています。
昨日、その中の一人が、後輩たちに「今」を話しに来てくれました。

 

卒業生の名は、此花 いの莉(このはな いのり)さん。

 

現役の、タカラジェンヌ(宝塚歌劇団団員)です。

 

全校生徒が体育館に集合し、まずは宝塚歌劇についての紹介DVDを鑑賞。
劇団の様子を知ったところで、いの莉さんの登場です。

 

 

 

明るい笑顔と清らかな声で宝塚音楽学校の受験までのたゆまぬ努力や、
音楽学校でのお稽古事や勉強、宝塚歌劇団入団後から今までの生活や舞台が作られる様子、
そしてそこで感じたこと、得られた体験などを話して下さいました。

 



小学生の時に初めて見た舞台に感動し、中学入学後音楽学校受験を志した、いの莉さん。
放課後も夏休みもずっとお稽古漬け、入団した今も毎日レッスンがあるけれど、
自分が好きなことができるから続けていける、
とおっしゃる姿は、充実した毎日を送る輝きで満ち溢れていました。

質問タイムになると、在校生の手が 次々と上がります。

演劇部の高校生からは、演技の心構えを! とズバリ。

いの莉さんは、頂くどんな役でも演じられるように、
また、宝塚音楽学校の生徒としての『品』を大切に演じられるように、
これからも頑張っていきたいとのことでした。
 

続いて中学生二人から、宝塚の方々の素晴らしい表情を作る秘訣を聞く質問、
男役と娘役についての質問がありました。

 

最後には、いの莉さんからのサプライズ。

 

「すみれの花咲く頃」を、なんとアカペラで、歌って下さいました。

 

 

 

体育館中が魅了される、美しく広がる歌声でした。

大妻中野での思い出について伺うと、

「行事も楽しく、学年はほがらかで、みんなやさしく、大妻中野で過ごせてよかった!」

とのこと。
貴重な時間を割いて来て下さったのは、大妻中野でのあたたかな時間があったこともあるのでしょう。

来月の芸術鑑賞教室では、此花いの莉さんも出演なさる、
宝塚の舞台を見に行きます。
卒業生の輝く姿は、未来のみなさんの姿そのもの。

それまでの道のりを、この大妻中野で、大切に歩んでいって下さいね

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